2015年10月19日

永久歯が生えてきた!

赤ちゃんの歯ぐきに初めての歯がチョコン。歯はまるで、子どもの成長という喜びを私たちに気づかせてくれる使者のようです。
次々と乳歯が生え、3歳くらいに乳歯が生え終わると、つぎに生えてくるのは永久歯。
永久歯は乳歯を押し出して顔を出します。

ところで、歯はどうやって生えるのでしょう?
誰も押しても引いてもいないのに・・・。
歯はあごの骨のなかにできた「歯の種」(歯胚)が育ったものだと、前回お話しました。
歯の種はまず歯の頭(歯冠)を作り、最後に歯の根っこ(歯根)を作ります。
だから、歯の頭が歯ぐきから出はじめたころは、根っこはまだ短くてできかけ。
でも、根っこがグングンと伸びるエネルギーで、歯は外に向かって頭を押し出しているのです。

歯が生えてくる様子は、まるで種が発芽するときのよう。発芽するとかわいらしい芽が土の上にチョコンと出ますが、そのころ土のなかでは、しっかりと根が伸びはじめています。
根がグングンと伸びると、そのパワーでグッと芽が上に押し出されるのです。

歯が生えるのも、歯根ができるときのパワーのおかげ。永久歯は、歯根ができるパワーで乳歯を押し、乳歯の歯根を溶かしながら歯ぐきの方へと骨の中を進みます。
ロケットが噴射のエネルギーで動くのと同じような仕組みです。歯ってたくましいですね。

ところで、歯が頭を出すとき、なぜ歯ぐきに血が出ないのでしょう?
歯は歯ぐきを破って出てくるのに、不思議ですね。
実は歯が生えるときだけ、血管が通っていない歯ぐきの粘膜上皮と歯をおおう上皮が一体化して、歯の通り道を作り、血が出ないように歯を通してくれるのです。
うれしい仕組みですね!

歯は、根っこがグングンと伸びるパワーを使って硬い骨の中を進み、ついに生えてきます!ずっと大事にしてあげましょう。

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