2016年1月25日

飲み込む時にのどボトケが動くわけ

のどボトケは、誰しものどにあるものです。
ものを飲み込む時に上前方へと動くのがわかりますか?

こののどボトケは軟骨でできていて、別名を喉頭といいます。
喉頭は気管につながっていて、ドーナツ型の軟骨が空気を肺に送るため、いつも広い空気の通り道を作っています。

のどボトケのすぐ後ろには食べ物を胃に送る食道があります。
食道は気管と違って、普段はギュッと閉じています。
食道は普段閉じていないと、食べた中身が胃からのどの方に上がってきてしまうからです。

ところが食道は、閉じることはできても、自分で大きく開いて食べ物を胃に通すことができません。
これでは食べる時に困りますよね。そこで、活躍するのがのどぼとけです。

食道の壁とのどボトケはつながっていて、のどボトケが上前方に動くと、食道の壁が引っ張られ、食道が大きく開くのです。

食べ物を飲み込む時に、タイミングよくのどぼとけが動いて、食道を開けないと大変です。
食べ物がのどボトケ(咽頭、気管の入り口)の方に間違えて入ってむせてしまいます。

飲み込むときにのどボトケがグッと動くのは、むせないためにタイミングよく食道を開けていたからだったのです。
のどボトケって働き者ですね。

2016年1月18日

声はどうして出るの?

のどボトケの近くにある「声帯」は、開いたり閉じたりできるヒダ。私たちは肺から送り出す息で声帯を震わせ、「声のもと」を作ります。
のどボトケの近くに手を当てて「アー」と声を出してみて下さい。振動するのがわかりましたか?
これが「声帯の震え」です。

声帯は鼻と肺をつなぐ空気の通り道にあって、普段はV字型に開いて、ただ空気を通します。
声を出す時だけ、両側のヒダが中央に寄ってきます。
息がヒダのすき間を通ると、1秒間に100回以上の振動が生まれて「声のもと」ができるのです。

なぜこれが「声のもと」なのかというと、ただ声帯が震えるだけで「あ・い・う・え・お」などの色々な声は出ないからです。
それでは私たちは、どうやって色々な声を作れているのでしょか?

あなたは、口笛が吹けますか?ほっぺをふくらませたり、へこませたりしながら吹くと音が変わりますよね?
こんな風に口の中の形を変えたり、のどちんこ、舌、ほっぺ、くちびるの筋肉を動かすと、声帯で生まれた「声のもと」にさまざまな響きが加わります。そして、色々な声に変化するのです。

食べたり飲んだりするだけではなく、話をする時も、のどちんこや舌、ほっぺ、くちびるは大活躍をしているのです。

2016年1月12日

外敵と戦う扁桃は体の門番!

私たちの体には、口や鼻からしょっちゅう悪者が入って来ます。
でも、吸いこんだ空気にばい菌やウイルスが入っていたら、体は黙って見過ごしはしません。
口や鼻とのどの境目あたりに「門番」がいて、悪者をやっつけてくれるのです。

こののどの門番を「扁桃」といいます。リンパ節が集まったもので、表面がデコボコのアーモンドの食べに似ているので、アーモンドの別名「扁桃」と同じ名前です。

扁桃は、悪いばい菌やウイルスがのどの奥に入る前に、「免疫応答」によって退治してくれています。
免疫応答とは、外から入ってきた悪者(抗原)を「仲間じゃないな!」と認識した体が起こす反応です。
もう少しわかりやすく言うと、外から入ってきた敵から、命を守るために、体が起こす戦いのことです。

ばい菌やウイルスに扁桃が攻められて劣勢になると、扁桃全体が腫れることがあります。
こうなるとのどが痛くなり、飲み込むのがつらくなります。
熱が出たり色々な症状も出てきます。

「家に帰ったらうがいをしよう」というのは、のどの門まで来ている敵をうがいで減らして、扁桃が劣勢にらないように手伝ってあげているためなのです。
うがいを毎日の習慣にあしましょう!

2016年1月 5日

私たちがきちんと物を飲み込めるのはなぜ?

おやつを寝そべって食べながらテレビを見たという経験はありますか?
お行儀が悪いですが、体が横になっているのに、食べたものはきちんと食道から胃に運ばれて行きます。
実はこれには、軟口蓋という「のどちんこ」を含めた筋肉が大活躍しているのです。

口を大きく「アー」と開けて鏡でのどの奥を覗いてみると、「のどちんこ」がぶら下がっているのが見えますね。
筋肉で構成される軟口蓋の先に垂れ下がっていることから、口蓋垂と呼ばれています。

口蓋の筋肉、軟口蓋は5つの筋肉からできています。「ゴクン」とする瞬間にこれらの筋肉に「グッ!」と力が入ります。口蓋垂にある口蓋垂筋もその仲間です。
なかでも口蓋帆帳筋という筋肉は軟口蓋を「パン!」と張ります。
こうして軟口蓋の筋肉は、食事が鼻の方へ逆流しないように通路をふさぐ働きをするのです。

軟口蓋はヨットの「帆」のようです。たるんでいる時の帆はダランとして風を受けることはできませんが、帆を上げ「バン!」と張ると風を受けてヨットを前に進ませる働きをします。
軟口蓋も、グッと帆を張るようにして食べ物をスムーズに導いています。
だから、横になっていても食べられるんです。
口のしくみってよくできていますよね!

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