2016年9月12日

①歯が少ない人ほど「認知症」になりやすい ②顎関節症とは?

 ①歯が少ない人ほど「認知症」になりやすい
2015年1月に政府は認知症対策の国家戦略(新オレンジプラン)を発表しました。
厚生省の推計では、10年後の2025年には65歳以上の5人に1人が認知症患者になるとされています。そんな状況を受け、国家戦略では認知症と歯の関係にも着目。
口腔機能の管理や歯科医師の認知症対応力向上などが盛り込まれました。

 この背景には、近年の研究で「認知症と歯数」の因果関係が明らかになったことがあります。
厚労省研究班が65以上の4500人を調査した結果では、歯がほとんどなく義歯(入れ歯)も使っていない人が4年以内に認知症が発症するリスクは、歯が20本以上ある人の1.9倍も高いことが分かりました。

 また、東北大学大学院の渡辺誠教授らの研究では、歯の数が少ない人ほど、認知症と深く関わる脳の海馬や前頭葉が萎縮していることも明らかにしています。
つまり、いかに高齢になっても健康に歯を数多く維持するかが認知症予防に効果を発揮するのです。

 ②顎関節症とは?
 顎関節症は口を開けたり閉じたりしようとする時に耳の前あたりが痛む、口が大きく開けられない、顎を動かすと耳の前あたりでコキンと音がするなどの症状が現れる病気です。
特に20代の若い女性に多くみられますが、年齢や性別に関係なく発症します。

 通常、大人は縦に指3本分が入るくらい口を開けられますが、急に口が4cm以上開けられなくなったら顎関節症が疑われます。
 顎関節症の原因は、歯並びや噛み合わせと思われがちですが、実際、虫歯や歯周病のある歯をさけて偏った顎関節症になるケースがあります。
 しかし、多くに場合は、普段の姿勢や生活スタイルに原因があります。
足を組みながら不自然な位置にあるパソコンに長時間向かっていたり、寝転んでテレビを見続けているなど、ゆがんだ姿勢で長時間過ごすことが、あごの関節を動かす筋肉に異常な負担をかけ、その結果、顎に不調和が生じています。

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