2016年11月29日

⑧家庭でできるむし歯と歯周病の予防法

デザートは食後すぐに食べる
 「甘いものはむし歯のもと」とよく言われますが、砂糖などの甘いものがむし歯の直接原因になるわけではありません。水やノンシュ

ガーのお茶以外の物を口にすれば多くの場合、口の中は酸性に傾き、脱灰が始まります。
発酵性の炭水化物がむし歯の原因となるのです。三度の食事以外にも、1日に何度も砂糖入りコーヒーやジュースを飲んだり、お菓子を

ちょこちょこ食べたりする「だらだら食べ」がもっともNG。
これでは口内がいつまでたっても酸性の状態で、むし歯のリスクが高いままです。 
 
 肝心なのは、口の中を中性に戻し、再石灰化の時間を作ってあげること。そこでおすすめなのが「まとめ食べ」です。甘い物やジュー

スなどは「食後のデザート」として食事の後に続けて食べてしまいましょう。
その後しっかり歯磨きをすれば、再石灰化の時間がまとめて長く取れるので虫歯のリスクが軽減できます。ちなみに、アメ玉一粒でもリ

スクはケーキと同じ。歯磨きできない時はキシリトールガムを噛みましょう。

 酸に強いドリンクはほどほどに
 ヘルシー志向の方には「お酢」が人気です。美容・ダイエット効果や高血圧対策として飲みやすく加工したビネガードリンクなども流

行しています。しかし、実は歯の健康を考えるなら、こうした酸の強い食品にちょっと注意が必要です。

 酸の強い食品は、歯を「酸蝕」します。酸蝕とは酸によって歯が溶ける現象。酸の強いドリンクを繁殖に飲んでいると、歯のエナメル

質が薄くなり、歯がしみたり、むし歯になりやすくなります。

 注意したいのは、ビネガードリンクのほか、コーラやクエン酸入りの清涼飲料、スポーツドリンク、果汁ジュース、レモンなどの柑橘

類、果実酒など。

 酢の物やマリネサラダなどは、お酢をダイレクトに取り入れるわけではなく、他の食品と一緒に摂取するのであまり問題はありません

。ドリンク類も単独では飲まず、食事中に飲むように気を付けて下さい。食事中ならば唾液の力で酸が洗い流せます。

2016年11月14日

⑥家庭でできるむし歯と歯周病の予防法

 ミュータンス菌を減らす切り札「キシリトール」の虫歯予防効果
 キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然成分に由来した甘味料です。甘いキシリトールが虫歯予防に効くとは不思議に思うかもしれません。

 ミュータンス菌に代表されるむし歯菌は、糖を分解して酸を発生させます。ところが、キシリトールはむし歯菌が分解できない独特の構造をしているため、酸を発生させません。
さらにキシりトールを長期間摂り続けることでミュータンス菌の活動が弱まり、大幅に菌の数を減らすことができます。

 また、キシリトールの爽やかな甘みが唾液の分泌を促したり、唾液中のカルシウムと結びついてエナメル質の再石灰化を促進する効果も期待できます。

 日本ではお菓子としてのイメージが強いですが、キシリトール発祥の地フィンランドでは、れっきとした予防食品。アメリカやフィンランドの軍隊のなかには、歯磨きが出来ない状況を想定して装備の中にキシリトールガムが入っている部隊があるそうですよ。

 キシリトールの効果的な摂取方法「1g・5分・5回」がおすすめ
 キシリトールを積極的に利用してほしいのは、むし歯になりやすい人、ミュータンス菌が多い人、唾液の分泌が少ない人、ストレスの多い人などです。

 ただし、キシリトールには1日の摂取目安量があります。推奨量「1回につき1g以上のキシリトールを5分以上、1日に5回以上噛む」ことです。

 商品によって含有量はまちまちなので、パッケージの成分表示を確認して取り入れましょう。たとえば「12粒あたりキシリトール6g」と表示されたガムならば、1粒0.5gになります。
すると1回につき2粒以上を1日5回食べるのが理想となります。

 キシリトールを口の中に長時間とどめておける意味ではガムが最適です。ミュータンス菌を減らしたい人は食事の後に、唾液を増やしたい人は食前に噛むようにしましょう。
食後すぐに歯みがきできない時にもぜひ活用してください。噛み始めの最初の唾液は飲み込まず、1分間ほどためて口のすみずみに行き渡らせるのがポイントです。

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