2016年11月14日

⑥家庭でできるむし歯と歯周病の予防法

 ミュータンス菌を減らす切り札「キシリトール」の虫歯予防効果
 キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然成分に由来した甘味料です。甘いキシリトールが虫歯予防に効くとは不思議に思うかもしれません。

 ミュータンス菌に代表されるむし歯菌は、糖を分解して酸を発生させます。ところが、キシリトールはむし歯菌が分解できない独特の構造をしているため、酸を発生させません。
さらにキシりトールを長期間摂り続けることでミュータンス菌の活動が弱まり、大幅に菌の数を減らすことができます。

 また、キシリトールの爽やかな甘みが唾液の分泌を促したり、唾液中のカルシウムと結びついてエナメル質の再石灰化を促進する効果も期待できます。

 日本ではお菓子としてのイメージが強いですが、キシリトール発祥の地フィンランドでは、れっきとした予防食品。アメリカやフィンランドの軍隊のなかには、歯磨きが出来ない状況を想定して装備の中にキシリトールガムが入っている部隊があるそうですよ。

 キシリトールの効果的な摂取方法「1g・5分・5回」がおすすめ
 キシリトールを積極的に利用してほしいのは、むし歯になりやすい人、ミュータンス菌が多い人、唾液の分泌が少ない人、ストレスの多い人などです。

 ただし、キシリトールには1日の摂取目安量があります。推奨量「1回につき1g以上のキシリトールを5分以上、1日に5回以上噛む」ことです。

 商品によって含有量はまちまちなので、パッケージの成分表示を確認して取り入れましょう。たとえば「12粒あたりキシリトール6g」と表示されたガムならば、1粒0.5gになります。
すると1回につき2粒以上を1日5回食べるのが理想となります。

 キシリトールを口の中に長時間とどめておける意味ではガムが最適です。ミュータンス菌を減らしたい人は食事の後に、唾液を増やしたい人は食前に噛むようにしましょう。
食後すぐに歯みがきできない時にもぜひ活用してください。噛み始めの最初の唾液は飲み込まず、1分間ほどためて口のすみずみに行き渡らせるのがポイントです。

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