2017年6月26日

3.歯の仕組み・形・大きさ(その3)

歯根膜.jpg
 4.歯はどのようにして歯茎についているのですか?
 顎の骨には歯根とほぼ同じ形をした穴があいており、そこに歯は歯根を入れています。歯根と歯槽との間には.01~0.4mmの隙間があいており、歯根膜という繊維の束が多数走っている組織があります。
これらの繊維は一端は顎の骨の中に、反対側は歯根の表面を覆っているセメント質の中に入っており、歯を顎にしっかりと固定しています。さらに、歯に加わった力を受け止めたり(クッションの役目)歯がわずかに動くことができるようにしています。
また、顎の表面を覆う歯茎は歯の歯頚部で歯のセメント質と歯槽骨にしっかりと付着しており、歯を固定するとともに、歯根部と口の中との隔てて、保護する働きをしています。

 5.歯の中には何が入っているのですか?
 歯は口の中に出ている部分を歯冠、顎に埋まっている部分を歯根といい、これらの境界部の歯頸といいます。
歯の大部分は象牙質と呼ばれ、最も厚く、骨よりやや硬い組織で作られています。歯の中央部には歯と似た形をした歯髄腔という空洞があり、歯根の先端まで細い管で続いています。
この象牙質に囲まれた空洞は血管と神経が豊富な歯髄と呼ばれる柔らかい組織で満たされています。この歯髄は象牙質やエナメル質に栄養を与え、また、保護しています。
歯間の象牙質の表面は、人間の体の中で最も硬いエナメル質が覆っています。エナメル質は上の歯と下の歯がかみ合う部分では2mmほどの厚さをもち、歯頚に向かって次第に薄くなります。
歯根の象牙質の表面は骨と非常によく似た、厚さが0.1~0.2mm以下の薄いセメント質が覆っています。セメント質は歯根膜とともに歯を顎の骨に固定する働きを行っています。


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