2017年9月30日

口の中の状態を整えてむし歯を防ぐ

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虫歯予防は、お口の中のPHバランスが鍵です。お口の中を酸性の状態で長く放置しないことが大切です。
そのためのポイントをお伝えします。

1.デザートは食後すぐに食べる
2.酸の強いドリンクはほどほどに
3.ミュータンス菌を減らす切り札「キシリトール」の虫歯予防効果

1.デザートは食後すぐに食べる

「甘いものはむし歯のもと」とよく言われますが、砂糖などの甘いものがむし歯の直接原因になるわけではありません。水やノンシュガーのお茶以外の物を口にすれば多くの場合、口の中は酸性に傾き、脱灰が始まります。発酵性の炭水化物がむし歯の原因となるのです。

三度の食事以外にも、1日に何度も砂糖入りコーヒーやジュースを飲んだり、お菓子をちょこちょこ食べたりする「だらだら食べ」がもっともNG。
これでは口内がいつまでたっても酸性の状態で、むし歯のリスクが高いままです。
肝心なのは、口の中を中性に戻し、再石灰化の時間を作ってあげること。そこでおすすめなのが「まとめ食べ」です。甘い物やジュースなどは「食後のデザート」として食事の後に続けて食べてしまいましょう。
その後しっかり歯磨きをすれば、再石灰化の時間がまとめて長く取れるので虫歯のリスクが軽減できます。ちなみに、アメ玉一粒でもリスクはケーキと同じ。歯磨きできない時はキシリトールガムを噛みましょう。

2.酸の強いドリンクはほどほどに

ヘルシー志向の方には「お酢」が人気です。美容・ダイエット効果や高血圧対策として飲みやすく加工したビネガードリンクなども流行しています。
しかし、実は歯の健康を考えるなら、こうした酸の強い食品にちょっと注意が必要です。

酸の強い食品は、歯を「酸蝕」します。酸蝕とは酸によって歯が溶ける現象。酸の強いドリンクを頻繁に飲んでいると、歯のエナメル質が薄くなり、歯がしみたり、むし歯になりやすくなります。
注意したいのは、ビネガードリンクのほか、コーラやクエン酸入りの清涼飲料、スポーツドリンク、果汁ジュース、レモンなどの柑橘類、果実酒など。
>酢の物やマリネサラダなどは、お酢をダイレクトに取り入れるわけではなく、他の食品と一緒に摂取するのであまり問題はありません。ドリンク類も単独では飲まず、食事中に飲むように気を付けて下さい。食事中ならば唾液の力で酸が洗い流せます。

3.ミュータンス菌を減らす切り札「キシリトール」の虫歯予防効果

キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然成分に由来した甘味料です。甘いキシリトールが虫歯予防に効くとは不思議に思うかもしれません。

ミュータンス菌に代表されるむし歯菌は、糖を分解して酸を発生させます。ところが、キシリトールはむし歯菌が分解できない独特の構造をしているため、酸を発生させません。さらにキシリトールを長期間摂り続けることでミュータンス菌の活動が弱まり、大幅に菌の数を減らすことができます。

また、キシリトールの爽やかな甘みが唾液の分泌を促したり、唾液中のカルシウムと結びついてエナメル質の再石灰化を促進する効果も期待できます。

日本ではお菓子としてのイメージが強いですが、キシリトール発祥の地フィンランドでは、れっきとした予防食品。アメリカやフィンランドの軍隊のなかには、歯磨きが出来ない状況を想定して装備の中にキシリトールガムが入っている部隊があるそうですよ。
キシリトールの効果的な摂取方法「1g・5分・5回」がおすすめ
キシリトールを積極的に利用してほしいのは、むし歯になりやすい人、ミュータンス菌が多い人、唾液の分泌が少ない人、ストレスの多い人などです。
ただし、キシリトールには1日の摂取目安量があります。推奨量「1回につき1g以上のキシリトールを5分以上、1日に5回以上噛む」ことです。
商品によって含有量はまちまちなので、パッケージの成分表示を確認して取り入れましょう。たとえば「12粒あたりキシリトール6g」と表示されたガムならば、1粒0.5gになります。
すると1回につき2粒以上を1日5回食べるのが理想となります。

キシリトールを口の中に長時間とどめておける意味ではガムが最適です。ミュータンス菌を減らしたい人は食事の後に、唾液を増やしたい人は食前に噛むようにしましょう。
食後すぐに歯みがきできない時にもぜひ活用してください。噛み始めの最初の唾液は飲み込まず、1分間ほどためて口のすみずみに行き渡らせるのがポイントです。
甘いキシリトールが唾液を促進しむし歯から守ってくれます。甘いのに、守ってくれて頼りがいのあるなんて、とても素敵ですね。

少しでも気になるところがある方はお気軽にご相談ください!
当院は、坂戸・川越からも近く若葉駅からも歩いて来院できる歯医者です。

科目;一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正 ~坂戸市・鶴ヶ島市の歯科。託児も保育専門スタッフがいるので安心。~

2017年9月29日

ハミガキだけじゃない、むし歯菌・歯周病菌の撃退法

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こんにちは!鶴ヶ島にあるプラザ若葉歯科のブログ担当佐藤です。

むし歯菌・歯周病菌の撃退には歯磨きだけしかないと思い込んでいませんか?
口の中の環境を整えることでできる簡単にできる3つの予防方法をご紹介します。

1.水以外を口にしない時間を作る
2.アルコール入りの「洗口液」に注意
3.よく噛んで食べる

1.水以外を口にしない時間を作る

虫歯を作らないためには、次の重要な2つのポイントがあります。

①脱灰の時間を出来るだけ作らない
②再石灰化の時間を出来るだけまとめて長く取ること

お菓子やジュースをダラダラ口にしていると、そのたびに脱灰が始まってしまい、かわりに再石灰化の時間は短くなります。まさに虫歯予防の道を脱走しているようなもので、いくら歯磨きをしても進歩がありません。
再石灰化の時間を長く取るためには「水以外を口にしない」時間を出来るだけ作ることです。砂糖入りのコーヒーや紅茶をちょくちょく飲むのは好ましくありません。お茶もペットボトルで大量に飲み過ぎれば、カフェインにより唾液の分泌が妨げられます。
とはいえ、口の中は常に潤っている方が良いので、口の中が乾かないうちに水や白湯、カフェインレスのハーブティーなどを飲むといいでしょう。
お酒も同じ。食事と一緒に飲むのはいいですが、ダラダラと飲み続けるのは禁物です。

2.アルコール入りの「洗口液」に注意

歯磨きしにくいランチタイムのあとや、口の中をすっきりさせたいときに、洗口液は便利なアイテムです。ただし、洗口液はアルコールフリー(アルコール成分を含んでいないもの)を選ぶのが大切なポイント。

アルコールは口の中の水分を吸収するため、アルコール入りの洗口液は何度も使うと口の中が乾いてしまい、むし歯になりやすい口内環境を作ってしまうのです。

また、洗口液には抗菌作用があるので、口臭予防や歯周病対策のホームケアとして補助的に使うのはOKですが、アルコールフリーのものであっても、口の中の常在菌を一掃するほど多用するのはよくありません。
何も菌のトラブルがないのに常用すると、かえって口内の菌のバランスが崩れてしまうおそれもあります。
ただ、忙しく菌を磨く時間がない、手をケガして丁寧に磨けないときなどには洗口液を使うほどがベター。あくまで補助的な対策として上手に利用しましょう。

3.よく噛んで食べる

虫歯や歯周病に悩む人は、あまり噛まずにものを食べている人が多いものです。しかし、「よく噛む」ことによるメリットは多大なものがあります。

第一に、食べ物を噛めば噛むほど唾液の分泌量が多くなります。唾液は、むし歯菌や歯周病菌の繁殖を抑える作用や、食後に口の中の酸を中和する作用、再石灰化による歯の修復作用といった重要な効果をもたらします。

また、よく噛むことで肥満・メタボの予防やストレス解消を促し、脳を活性化させて老化やアンチエイジング、さらに認知症の予防効果も証明されています。

このように噛む動作は全身のさまざまな機能活性を促すため、厚労省や日本歯科医師会、日本学校歯科医会などでは「噛みんぐ30」という運動を進めています。これは「ひと口で30回噛む」ことを推奨したキャンペーンです。
噛みごたえのあるものを食べるのも大切ですが、たとえ軟らかいものでもよく噛んで食べることを習慣づけましょう。

むし歯と歯周病の予防のポイントは「唾液の力を信じる事!」です。 潤った口の中では、唾液が良く働いてくれるので、むし歯や歯周病の繁殖をおさえられ、歯も修復できるというわけです。唾液は歯も歯肉も守ってくれます。


<番外編> 歯肉の質を高める食事「コラーゲン」に注目

昔から「歯にはカルシウムが良い」と言われてきました。確かに骨を作るという意味ではカルシウムは必要不可欠。それはそれで重要ですが、最近はさらに科学が進歩して、コラーゲンの大切さが注目され始めています。
特に、歯周病の兆候が見られる人には、コラーゲンの生成を促すような食生活をお勧めします。歯周病予防には歯根膜を健康に保つことが欠かせませんが、コラーゲンは歯根膜を丈夫にしてくれるのです。

歯根膜の主要素はコラーゲン線維です。その生成の原料となるのは、良質のたんぱく質=アミノ酸です。肉や魚、乳製品、大豆食品と言った良質のたんぱく質に加え、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取しましょう。

コラーゲンには美肌効果もありますので二重に良い予防法ですね。これからは「歯周病にはコラーゲン」と覚えておきましょう。

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2017年9月25日

口臭についての原理、予防、治療、指導

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こんにちは!鶴ヶ島にあるプラザ若葉歯科のブログ担当佐藤です。

口臭で実は悩んでいる...という方、多いのではないでしょうか?口臭の原因は大きく分けて二つあります。一つは口腔内に原因があるもの、もう一つは口腔外に原因があるものです。
口腔内に原因があるものとしては、口の中の汚れが第一です。口腔内に汚れがたまると細菌の作用によって腐敗・発酵が進み、悪臭が発生します。入れ歯があっていなかったり、歯に詰めたものが不適合だったりすると、汚れのたまる原因となり、口臭も増強されます。
また、虫歯や口内炎、歯周病といった病気があると、膿がたまるので悪臭が発生することがあります。
口腔外に原因があるものでは、慢性鼻炎、副鼻腔炎、気道疾患、気管支炎などの呼吸器系の疾患、食道や胃といった消化器系の疾患、悪性貧血、尿毒症、糖尿病といった全身疾患によるもの、薬物、食品が原因のもの、さらに実際には臭わないのに自分で臭いと思いこんでしまう神経性の口臭もあります。
口臭の原因は以上のようにさまざまですので、その治療もまず原因を正しく診断することから始めなくてはなりません。

【診断の手順】
① 口臭の有無の精査
他角的に口臭が認められるか否かを確認するものです。これには現在確かな方法が見当たらず、最終的には人間の持つ嗅覚に頼らざるをえません。現在、ガスクロマトグラフという分析機を用いて口臭の強弱についての研究が進められていますが、他覚的に確認できる口臭との関連についてはまだはっきりしていません。
② 現病歴の聴取
口臭の自覚時期、口臭を意識した動機、食習慣、嗜好品、口腔清掃の習慣および状態などについて問診を行います。
③ 口腔内精査
歯牙疾患、歯周疾患、口腔粘膜疾患、不良な充填物および補綴物、唾液分泌の状態など、局所的に口臭の原因となり得る病態について精査します。
④ 全身的疾患の精査
神経科、内科、耳鼻科などにより口臭の原因となり得る全身疾患の有無について検査します。
以上の検査結果にもとづいて口臭の原因を診断し、その原因をのぞく治療を行います。
口臭は現代人が職業上または社会生活上必要な人間関係に大きなマイナスとなります。みなさんも口が臭い人について嫌なイメージをもったことがあると思います。そのようなことを防ぐ意味でも口臭の予防は重要です。

【口臭の予防】
口臭の予防にはまずその直接的な原因を取り除くことです。以下、その方法について述べてみたいと思います。
① 口腔を清潔にする
口臭の最大の原因は口腔内にあるとされています。したがって、正しい歯磨きによる歯垢の除去や歯石除去を行い口腔を清潔にすることが重要です。ときに早朝は口臭が強いことが多いので朝の歯磨きは特に重要です。
② 口腔内の疾患の処置
治療されていない虫歯や、歯周疾患はなるべく早く治療しなければなりません。また、口内炎などの疾患があれば適切な処置が必要です。
③ 義歯などの清掃
義歯などの補綴物はよく清掃し、常に清潔に保つよう心掛けてください。
④ 全身疾患の治療
呼吸器系、消化器系、その他全身的な疾患があれば早急にこれらを治療するとともに、健康の維持につとめることも大切です。

以上、口臭の原因、治療、予防についてお話してきましたが、口臭の予防にも口の中の健康がとても重要だということもお分かり頂けたと思います。そのためにも、正しい歯磨きの習慣を子どもの頃から身につけるようにしていきたいですね。


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2017年9月19日

6.歯のみがき方、歯ブラシ、歯みがき剤

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 歯磨きせずに歯を守ることができませんか?
 歯磨きしないで歯を守ることは大変難しいと思います。

 なぜかというと、私たちの食事やおやつがほとんど加工されているからです。食べやすく味も良くするために、煮たり、焼いたり砂糖を加えたりしています。加工する事により、食べ物などが口の中に残りやすくなり、食べ物に含まれる砂糖がむし歯の細菌のエサになります。

 細菌は砂糖などをもとに、グルカンという白いネバネバしたものを作り、特に、歯と歯の間や奥歯の噛み合わせの面や歯と歯ぐきの境目に着きます。これが歯垢と呼ばれているものです。
歯垢はうがいをしただけではとれません。歯磨きをしないと取れないのです。そして、歯垢が酸を出すと、この酸が歯をとかします。これがむし歯の原因となりますし、エンドトキシンというものをだすと歯ぐきの病気の原因となります。

 野生の動物にはむし歯や歯茎の病気は見当たりませんが、人にかわれると加工食品をたべるためにこれらの病気にかかりやすくなります。動物園やえずけされた猿にはむし歯や歯ぐきの病気がよく見られます。

 いつまでも自分の歯で食べれるようにするためにも、やはり、しっかりと歯を磨くことが大切です。


2017年9月11日

5.子どもの歯から大人の歯へ(その4)

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 おばあちゃんになったらなぜ入れ歯をするのですか?
 年をとると髪の毛が抜けたり、腰が曲がったり、顔にしわができたり体のいろいろなところに変化がおきてきます。これを老化現象といいますが、口の中にももちろん老化現象がおきてきます。
そのひとつが歯が抜けることです。歯にも寿命があるのです。しかし、歯が抜けたままにしておくと、物が食べられません。また、口から空気がもれて正しい発音する事ができなくなります。
そこで、入れ歯をいれて食事ができ、はっきりと話すことができるようにするのです。また前歯がないとますますしわがよって年をとって見えてしまいます。いつまでも若さを保つためにも入れ歯は大事な働きをしているのです。

 年をとると毎日きれいに歯を磨いてもなぜ歯が抜けるのですか?
 歯は、歯根膜というゴムのような線維によって顎の骨の中に根がうわっています。こういった歯を支える組織も年をとると、腰が曲がったり、顔にしわができるように、老化現象の一つとしてもろくなったり、骨が吸収されて骨の量が少なくなったりしてしまいます。
そのため、きれいに歯を磨いても年をとると歯が抜けてしまうのです。しかし、100歳の人でも28本もある人もいるので、人の寿命と同じように、その人の心掛け、手入れで歯が抜けることを防ぐこともできます。


2017年9月 5日

5.子どもの歯から大人の歯へ(その3)

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 どうして大人の歯ははえかわらないのですか?
 子どもの歯の下には大人の歯のもとができています。そして大人の歯のもとが生えてくるにつれて子どもの歯は抜け、生えかわるのです。
しかし、人間の歯のもとは2回しか作られません。つまり、いったん大人の歯が生えてしまうとそれ以上は歯ができません。したがって、大人の歯は生えかわらないのです。
 
 子どもの歯が抜けたら大人の歯に生え変わります、では大人の歯が抜けたらどうするのですか?
 大人の歯が抜けてしまうと、もうその後に生えてきません。したがって人口の歯を入れる治療をします。抜けた歯が1本だけだったらブリッジといって抜けた歯の両隣の歯を削り、金属でできた歯をれます。
何本も抜けてしまったら入れ歯を作ります。また、最近では、インプラントといって人工の歯根を顎の骨の中に埋め込んで歯を入れるといった治療も行われています。

 乳歯の内側に永久歯が生えてきましたが大丈夫ですか?
 下の前歯が生えかわる時にしばしば見られます。
 通常は、乳歯が抜けてると下から永久歯が生えてくるのが良い生えかわり方です。乳歯がグラグラと動揺せず、しっかりしている状態で永久歯が内側から生えてきたら、歯科医院に行って乳歯を抜いてもらって下さい。
抜いた隙間が、生えてきた永久歯より大きければ、内側に生えてきた永久歯は前に出てきて正しい歯並びになります。

 しかし、隙間が永久歯の大きさより狭い場合は、隣の乳歯を削ったり、抜いたりして、永久歯の生える場所を作ります。永久歯の生える隙間が少ないと、歯並びが悪くなることが多いので、永久歯との交換の期間中、歯列の管理、あるいは矯正が必要になることがあります。


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