歯には強い根っこがある!

硬い肉をガブリと強い力で噛みちぎっても、毎日モグモグとよく噛んでも、健康な歯はグラグラしたりしません。それはなぜでしょうか?

たとえば、大きな桜の木を思い出してください。夏の台風や冬の大雪にも耐えて春には満開の花を咲かせます。私たちが普段目にしている部分は、土から上の大きな幹や茂った枝や葉っぱ、そして花。でも、大きな木を支えているのは、土の中に広がった根っこです。
大きな木であればあるほど、太くて強い根っこを持っています。

実は、歯も同じです。普段は見えませんが、歯肉(歯ぐき)の下に、「歯根」という大切な根っこを持っています。

歯根は、歯の種類によって形も大きさも違います。前歯の歯根は細めで1本です。でも真ん中から3本目の犬歯は、もっと太くて長い根っこを持っています。硬い肉を引きちぎるのはこの犬歯の得意技。大きな力に耐える強い歯根があるからなんです。

奥歯(大臼歯)の歯根は2本または3本あり、しっかりと股を広げて踏ん張ってくれています。モグモグとよくすりつぶす時、奥歯には横からの強い力も加わります(桜に嵐が襲い掛かるように・・・)。でも、ガッチリと根を張っているので大丈夫なのです!

歯根は、私たちが食事をよく噛んでおいしく食べるための「縁の下の力持ち」です。普段は見えなくても、とても大切な仕事をしています。
歯根が傷むと、強い力を支えきれずに歯が折れたり割れたりしやすく、歯を失くしてしまうこともあります。もしも虫歯ができてしまったら、小さいうちに歯科医院で治しましょう!

歯のこばなし
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