⑪家庭でできるむし歯と歯周病の予防法

 むし歯や口臭を招く「口呼吸」改善法
 口の半開きにして、無意識に口で呼吸する人が増えています。

 呼吸は本来、鼻でするものです。鼻の粘膜は空気中の雑菌を取り除いたり、空気を加湿するフィルターの機能があります。ところが口で呼吸をすると、雑菌をダイレクトに取り込んだり、口の中が乾いて唾液が減り、むし歯や口臭のリスクが高くなります。また、風邪やアレルギー疾患など、ほかの病気のウイルスにも感染しやすくなります。

 通常、安静時に舌は上あごの天井にくっついていて、舌先は上の前歯の裏についているのが正しい位置です。

 しかし、下の横に歯型がつきやすい人、あるいは上下の前歯の間に舌を出す癖がある人などは、下の位置が低下して口呼吸になっていると考えられます。

 思い当たる人はぜひ直しておきたいもの。「ボタントレーニング」で、口輪筋(口を閉じる筋肉)を強化しましょう。

 「噛みしめ」や「歯ぎしり」の原因となるストレスを解消しよう
 人はストレスを感じると無意識に歯を食いしばることがあります。本来、食事のときを除けば上下の歯と歯が直接触れることは意外と少なく、常に1mm~数mm程度の隙間があいているのが通常です。
ところが最近は、歯を噛みしめたり歯ぎしりをする人が増え、歯科医師の間では大きな問題となっています。

 噛みしめや歯ぎしりが続くと、歯のエナメル質をすり減らしてしまったり、歯周組織を強く圧迫して歯周病の炎症を引き起こしたりします。また顎関節症の引き金にもなります。

 一方で、ストレスは自律神経の乱れや全身の免疫力低下を招き、歯周病菌の増殖や歯周病の悪化にもつながります。 

 ストレスは心身のあらゆる病気との関連が指摘されていますが、むし歯や歯周病も例外ではありません。自分なりのストレス解消法を見つけて、上手に発散させましょう。

歯のこばなし
今日のお天気