歯周病の恐い話

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歯周病が口の中にダメージを与えることは理解できても、命に関わるような病気の引き金になるという危機感を持っている人はまだ少ないと思います。
しかし、歯周病菌や歯周病の炎症によって産生されたさまざまな物質は、血液の流れに乗って体のすみずみまで運ばれ、重大な全身疾患の原因のひとつになり、重症化のリスクを高めることが最近の研究によってわかってきました。

歯周病の本当の怖さは歯を失う事だけではなく、その影響が全身に及ぶことです。今日はそのうちの2つについて、お話しします。


①狭心症・心筋梗塞

血管の内部にこぶのような固まりができることを動脈硬化と言います。狭心症や心筋梗塞は、心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈の動脈硬化によって起こる病気です。血管が狭くなると、それぞれの臓器に必要な酸素や栄養を運べなくなるため、心臓の動きや脳の働きを制限し、最悪の場合は血管が詰まって死亡してしまうケースにもつながってしまいます。
歯周病によって動脈硬化は進行します。当然、動脈硬化が心臓へもたらすリスクも高くなります。

心疾患はがんに次ぐ日本人の死亡原因の第2位ですが、歯周病にかかっている人は、歯周病がない人に比べて、狭心症や心筋梗塞になるリスクが2~3.6倍も高くなるという研究結果が出ています。
また、重度の歯周病患者が心筋梗塞を発症した場合、その死亡率は2倍になるとの報告もあるのです。

冠状動脈に歯周病菌などが侵入すると、動脈硬化に関与して血栓ができやすくなります。
すなわち、歯周病を長期間放置していると、狭心症や心筋梗塞を発症する危険が高まるのです。

そのほか、心臓内部の弁や心内膜に歯周病菌などが感染することで「細菌性心内膜炎」を引き起こすケースもあります。これは敗血症などの原因となり命にも関わる病気です。

 

②血糖値

糖尿病になると、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの分泌が減るため、血糖値が下がらなくなります。ここで歯周病を併発していると思わぬことが起きます。

歯周病菌は免疫細胞を刺激して炎症性の「サイトカイン」という物質を作り出します。この炎症性サイトカインは歯周病のある歯肉の毛細血管から血液中に流れ込み、血糖値を下げるインスリンの働きを阻害することがわかったのです。
そのため、糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると血糖コントロールがうまくいかず、糖尿病の治療をしても改善されないばかりか重症化する可能性があります。

逆にいえば、徹底した歯周病ケアにより糖尿病の改善が期待できるのです。歯周病を合併した糖尿病患者に歯周病治療を行ったところ、血糖値が改善された例も報告されています。

いまや日本人の成人の6人に1人が糖尿病かその予備軍といわれています。血糖値が気になる人は、糖尿病と一緒に歯周病の予防や治療にも関心を寄せてみてくださいね。


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