虫歯の原因

歯をみがく目的の1つとして「歯垢をとる」というのがあります。むし歯の原因である歯垢が歯に付着するのに約8時間、歯垢が固まり、歯ブラシでとれなくなるのに約24時間かかります。歯ブラシとれなくなった歯垢をバイオフィルムといいます。その中にはなんと細菌が1億個以上生息しています。それが常時歯にくっついているので虫歯菌が歯を溶かして虫歯になります。
このバイオフィルムにおおわれた歯は、ミュータンス菌が出す強い酸によって溶かされ、虫歯ができていくのです、プラークをつくらない、バイオフィルムをつくらせない、これが虫歯の本格的な治療であり、予防なのです。
私たちの身近にあるバイオフィルムといえば、台所の三角コーナーや排水口、風呂場の排水口にヌルヌルとした膜が表面をおおっています。あれがバイオフィルムです。バイオフィルムとは細菌がつくり出した膜です。
洗剤をかけても、たわしでゴシゴシこすってもとれにくい、あの不快な汚れの塊。あんなものが歯についていると思うとぞっとします。
バイオフィルムが問題視されるようになったのは、血管や尿管に入れる管、カテーテルといいますが、カテーテルなど人工機器が体内に入れられ、人間の機能を補うものとして利用されるようになってからのことです。
これらの人工機器が体内に入れられると、しだいにその表面に細菌によって膜のようなものがつくられ、その膜に守られた環境で細菌が増殖してしまうということが起きてきたのです。
バイオフィルムができてしまうと、抗生物質などの薬もその膜にはね返されて内側に浸透しなくなります。そのため、細菌による感染が起こり、尿管カテーテルのバイオフィルムに巣くった細菌のために膀胱炎になるというようなことが起きています。
こうしたことからバイオフィルムが注目されるようになりました。坂戸市に近い当院は、このバイオフィルムとその除去の徹底を行っております。

歯のこばなし
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