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以前は、虫歯は小さいうちに削って治すのが良いと信じられていました。しかし、新しい研究結果が蓄積され、適切な予防(フッ化物・キシリトールの利用や歯磨き)を行えば虫歯の進行を止められることがわかりました。さらに、虫歯は削らず様子を見たほうが、歯が長持ちすることまでもわかってきました。つまり昔の、「早期発見・早期治療」から、歯をできるだけ削らない「早期発見・早期予防」の大きな流れがでてきたのです。
また、治療か予防するべきか判断が難しい虫歯もあります。その時は、3ヶ月位は様子を見て、虫歯が進行するならば治療を行い、進行しなければ予防処置を行うことが虫歯治療の先端であるフィンランドでは推奨されています。 (通常の虫歯であれば、3ヶ月~半年程度で急速に進行するということはほぼありません)。
ごく初期であれば削らず進行止めのお薬を塗ったり、家でのブラッシングで悪化を防ぐことができますが、従来の虫歯検査では、初期虫歯は検査の道具で削れてしまいます。
鶴ヶ島市の歯医者 プラザ若葉歯科では、削らなくても良い歯を傷つけないために、レーザーが出るチップを歯に当てるだけでまったく痛みなく虫歯を発見できる「虫歯診断装置」を導入しています。
これにより、黒く変色していて一見、治療が必要に見えても進行が止まっているものや虫歯の色に似たただの着色であるということまでも分かります。そのため少しでも歯を削らないことが可能なっています。
「虫歯治療が痛そうで怖い!」という理由で治療を先延ばしにしてしまう患者さまが多くいらっしゃいます。
歯を削る際には麻酔を使用しますが、この麻酔の針が刺さる時の痛み、また、麻酔液の注入時の痛みも、歯科医院が敬遠されてしまう理由のひとつでした。
坂戸・川越からも通いやすい若葉駅の歯医者 プラザ若葉歯科では現在、電動麻酔器などを使用した「無痛治療」を心掛けた治療を実施しています。麻酔の注射の痛みが心配な患者さま、どうぞご相談ください。
歯をみがく目的の1つとして「歯垢をとる」というのがあります。歯ブラシではとれなくなった歯垢をバイオフィルムと言い、その中にはなんと細菌が1億個以上生息しています。それが常時歯にくっついているので虫歯菌が歯を溶かして虫歯になります。
私たちの身近にあるバイオフィルムといえば、台所の三角コーナーや排水口、風呂場の排水口の表面をおおうヌルヌルとした膜。バイオフィルムとは細菌がつくり出した膜なのです。 洗剤をかけても、たわしでゴシゴシこすってもとれにくい、あの不快な汚れの塊。あんなものが歯についていると思うとぞっとします。
バイオフィルムが問題視されるようになったのは、血管や尿管に入れる管(カテーテル)など人工機器が体内に入れられ、人間の機能を補うものとして利用されるようになってからのことです。 これらの人工機器が体内に入れられると、しだいにその表面に細菌によって膜のようなものがつくられ、その膜に守られた環境で細菌が増殖してしまうということが起きてきたのです。 バイオフィルムができてしまうと、抗生物質などの薬もその膜にはね返されて内側に浸透しなくなります。そのため、細菌による感染が起こり、尿管カテーテルのバイオフィルムに巣くった細菌のために膀胱炎になるというようなことが起きています。
プラークをつくらない、バイオフィルムをつくらせない、これが虫歯の本格的な治療であり、予防なのです。
虫歯菌(ミュータンス菌)は砂糖をエサとして食べてバイオフィルムを厚くし、その中でどんどん増殖します。そして、排泄物として乳酸などの酸を出し、歯のエナメル質を溶かしていきます。
バイオフィルムができてしまうと、唾液も歯のエナメル質にふれることができなくなり、唾液の洗浄作用も働きません。細菌がますます繁殖しやすい環境になります。さらに、ミュータンス菌はいったんバイオフィルムをつくってしまうと、デキストラーゼという酵素を分泌して、自分たちがつくったネバネバのグルカンそのものもエサにして生き続け、乳酸を出しつづけます。
そのため砂糖がそれ以上入ってこなくても(甘いものを食べ続けなくても)虫歯をどんどん進行させ、唾液も薬も届かない、無法地帯が歯の表面にできてしまうのです。
できたばかりのバイオフィルムは、薄いものなら歯ブラシでとることはできますが、城壁の様に強固にできあがってしまったバイオフィルムは、歯ブラシでこすったぐらいではとれません。
バイオフィルムは抗生物質さえ通しません。洗口剤がバイオフィルムの中に進入することはありえません。歯の表面についてこびりついてしまったバイオフィルムは、機械を使った専門的な清掃によってはがすしか方法はないのです。そして、はがしたあとは、再びバイオフィルムができないような口腔環境にすることが必要です。鶴ヶ島・若葉駅の歯医者 プラザ若葉歯科では、患者さまのお口を清潔に保つお手伝いをしています。
ごく初期の虫歯は、歯の一番外側のエナメル質の表面が溶かされてはいるものの、まだ穴が空いていない状態です。この段階は酸によって溶け出した成分を歯に戻す「再石灰化」を促し歯質を強化するためのフッ素塗布や、適切な口腔ケアを行うことで削らずに自然治癒が可能です。
しかし、初期虫歯は見つけにくく、気づいたときには次の段階にすすんでしまっていることが多いため、早期発見のために定期検診にお越しください。
エナメル質に穴が空いてしまったC1、象牙質まで到達してしまったC2は、自然治癒作用では回復させることができません。そのため虫歯に感染した部分を削って取り除き、詰め物(インレー)などの人工物で補う必要があります。鶴ヶ島市の歯医者 プラザ若葉歯科では患者さまのご要望や症例に合わせた治療を行うために、保険適用のものから保険適用外(自由診療)のものまで、様々な素材をご用意しています。メリット・デメリットもしっかりお伝えし、ご納得いただいてから治療を進めます。
歯の根の中の神経や血管が入っている根管部分まで進行してしまった虫歯は、根管治療(歯内療法)を行います。歯を削って根管を露出させ、感染した歯髄(神経や血管)と歯の根の先に溜まっている膿を取り除き、根管の形を整えます。消毒液で根管の中の隅々まで洗浄し、しっかり消毒できたことを確認したら再感染予防のために充填剤(薬剤)を隙間なく詰めて密封します。その後は土台となるコアを入れ、被せ物(クラウン)を装着します。
歯医者で虫歯を治療しても、虫歯が本当に治っているわけではありません。なぜかと言うと、一度でも治療をした歯は治療をしたことがない健康な歯に比べ、再び虫歯になり易くなるからです。つまり、一番虫歯になりにくいのは、一度も治療をしたことがない健康な歯なのです。そして「一番虫歯になりにくい歯」が虫歯になったら、虫歯の本当の原因を取り除かない限り、再び虫歯になってしまいます。
鶴ヶ島市の歯医者 プラザ若葉歯科では虫歯になってしまった原因を取り除くことこそが、本当の「虫歯治療」と考え、患者さま一人ひとりの治療にあたっています。