2015年8月31日

歯は口の中で生きている!

むし歯になった時、冷たい水でうがいをすると歯が「ズキン!」としみることがあります。
もっともっとひどくなると、歯が壊れ、壊れた歯の中に赤い血のようなかたまりが見えることがあります。
これはいったい何でしょう?

歯の本体である象牙質のまんなかには、神経、血管などが詰まった歯髄があります。赤く見えるのは実はこれです。
象牙質は、エナメル質の硬い鎧でおおわれている、と前回お話しました。
でも、むし歯菌の出す酸でエナメル質に穴が開くと、象牙質がむき出しになって、私たちの歯はしみるようになってしまいます。
というのも、歯の本体である象牙質は、その内側にある歯髄としっかりとつながっているからです。象牙質には象牙細管という細いトンネルが無数に開いていますが、このトンネルの中に歯髄から神経が伸びてきています。
神経は、痛みなどの感覚をキャッチするセンサー。歯髄から象牙芽細胞の間を通って象牙質の象牙細管のなかへと入り込んでいます。

歯がしみるのは、象牙質にばい菌が入ったり刺激が加わって「緊急事態だ!」というサイン。歯にいのちがある証拠です。歯も歯髄から栄養をもらって口の中で生きています。
気になったら、早めに歯科医院で診てもらい、定期的に歯科健診も受け、歯の命を大切に守りましょう!

2015年8月10日

乳歯と永久歯について

生まれて半年ごろから乳歯が生えはじめ、3歳くらいになると乳歯が生えそろいます。
一度生えた歯(歯冠)はそれ以上大きくなりませんが、いっぽうあごの骨は乳歯が生えそろう3歳を過ぎても脳の発達といっしょに成長するため、あごばかりが大きくなってしまいます。
そこで歯とあごのバランスをよくして、しっかり噛んで食べられるように、永久歯に生え替わります。本数も増えます。乳歯は4歳ごろから歯根が溶けはじめ生え替わりの準備をします。
永久歯は、6歳ごろに乳歯列の奥に生える第一大臼歯から順に生えて、第三大臼歯(智歯)以外はだいたい12歳で生えそろいます。

ちなみに、乳歯の奥歯は噛み合わせ面にデコボコが多く、根元のところがキュッと細くなって丸みがあり、永久歯の奥歯とくらべると食べカスが残りやすい形をしています。むし歯にならないように気を付けていくことが大切です。

あごの骨が成長して、永久歯に生え変わる準備ができてくると、乳歯の前歯の間にすき間ができます。これは永久歯に生え替わるための大切なスペースです。また、横側の歯にも永久歯が生えるスペースができます。横側の永久歯は9~12歳くらいまでにゆっくり生えますが、そのころにはすでに、前歯と第一大臼歯は生えそろっています。先に生えて、横側の歯のためにスペースを用意し「ここからこっちだよ」と、あとから生える永久歯を案内してくれるのです。

2015年8月 3日

歯ぎしりしていても大丈夫?

寝ているときに歯をすり合わせて「ギリギリ」と音を立てているときがあります。
これが歯ぎしりです。歯ぎしりには、歯をすり合わせるものの他に、上下の歯を強くかみしめたり、「カチッカチッ」と上下の歯を打ち鳴らすものがあります。
また起きているとき、気づかないうちに強くかみしめている場合もあります。
歯ぎしりは歯に大きな負担をかけますが、子どものころの歯ぎしりは、成長していく上で自然なことですので、気にしなくても大丈夫です。

1回のはぎしりが長く、また長い期間続いている場合は注意が必要です。
歯ぎしりの原因が、歯並びやかみ合わせの乱れ、ストレスからきている場合があるからです。このようなときは、一度歯医者さんへ相談に行った方が良いでしょう。
ほうっておくと、歯や歯ぐきをいためたり、歯が欠けたり、また顎関節症というあごが開かなくなったり、痛くなったりする病気にかかってしまう可能性もあります。

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