2016年5月30日

若者や女性も油断は禁物!歯周病は「おじさん病」ではない

たしかに進行した歯周病は、歯周ポケットが深くなりはじめる30代くらいから増えてきます。
加齢とともに発症・進行することが多いため、老化現象だとあきらめている人も多いそうです。
しかし、歯周病が「おじさん病」だというイメージは間違いです。

平成23年に厚生労働省が、日本人が歯周病にかかっている割合を調べた結果があります。
これによると歯肉に炎症が見られる人のピークは55~64歳ですが、注目すべきは5~24歳では70%以上もの人がすでに歯肉に病気の症状を持っている点です。
この数字は、歯周病が決して中高年や高齢者だけの病気ではなく、若い世代から始まっていることを顕著に表しています。

もう一点、歯周病は女性の方がかかりやすいことを知っておいてください。
ある種の歯周病菌は女性ホルモンが活発に分泌されているとそれを栄養源にして簡単に増殖し、歯種病発症のリスクが高まるのです。

2016年5月23日

歯周病は感染症!

歯周病の原因は、プラーク中の歯周病菌の「細菌感染」です。
歯周病もむし歯と同様、細菌なしには起こりえない感染症といえます。

現在、歯周病の原因菌は10種類以上いることがわかっています。
これらはもともと口腔内に何百種類もいる常在菌の一部なので、感染を完全に防ぐことはなかなか困難です。

歯周病菌の感染の多くは、母子間など大人からのルートだといわれます。
しかし、歯周病菌が母から子にうつるのと、そこで歯が定着して病気を起こすのとは事情が異なります。

たとえ歯周病菌がいたとしても、歯磨きなどの口腔ケアをきちんとして、プラークのような歯周病菌の棲みかを作らないことが大切です。

ちなみに歯周病は大人同士のキスでもうつります。
自分だけが熱心に口腔ケアをしていても、パートナーが怠っていれば感染は完全には防げません。
家族やカップル同士がそろってケアすることが大切です。

2016年5月16日

歯周病の検査と診断方法

歯周病は痛みなどの自覚症状がほとんどないものの、その有無は歯科での検査で簡単にわかります。
以前ご紹介したチェック項目にひとつでも該当する人は、歯科で「プロービング検査」を受けましょう。

検査では「ポケットグローブ」という目盛りがついた先の丸くなった深針でポケットの深さを測ります。
同時にポケットの底からの出血の有無もチェックします。

ここでポケットの深さが3~5㎜程度の場合は、すでに歯周ポケット内にたくさんの歯周病菌が繁殖していると考えられますので、歯周炎と診断され、本格的な歯周病治療が必要となります。

もうひとつ、歯周病検査で重要なのは、歯の土台である歯槽骨の破壊された状態を調べることです。
ピンセットで歯のグラつき具合を調べるほか、骨の状態を撮影するエックス線検査も必須です。

2016年5月 9日

歯周病が進行するとやがて歯が自然に抜け落ちる

歯肉炎が進行すると炎症が根の先の方向の歯周組織へ広がり、次第に歯肉ポケットが深くなっていき、さらに歯の周りの骨を壊す歯周炎に移行すると歯周ポケットが作られます。

歯周ポケットの奥深くに入り込んだプラークや歯石は取り除くのが難しくなり、プラークの中の歯周組織は、どんどん繁殖して歯周組織を攻撃し続けます。
炎症が進んで中等度の歯周炎になると歯槽骨の破壊が進み、少し硬いものを食べただけでも歯が動き、歯肉からもよく出血するようになります。

さらに重度の歯周炎になると、歯肉が大きく下がって歯が伸びたように見え、歯と歯の隙間が大きくあき、歯の揺れもさらに大きくなります。
歯周ポケットから膿が出ることもあり、ひどく口が臭うようになります。
歯をぐっと噛み合せると痛みも伴います。

ここまで進行すると、もう歯の根を支えられるだけの歯槽骨は溶けてなくなり、歯が自然に抜けてしまいます。
また、歯を残す治療自体も困難となってしまいます。

2016年5月 2日

歯周病の炎症は「歯肉炎」から始まる

歯と歯肉の境目にプラークや歯石がたまり、歯肉にのみに炎症が起こっている初期段階を「歯肉炎」といいます。
さらに炎症が深い歯周組織にまで広がった段階を「歯周炎」といい、これらを総称して「歯周病」と呼びます。

健康な歯肉はピンク色で、歯と歯の間の歯肉は引き締まった三角形をしていますが、歯と歯肉がブヨブヨに感じられるようになります。
歯肉縁では痛みはほとんどなく、起床時に口の中がネバネバする、歯磨きのときに出血するといった程度。
まだ深い部分の歯槽骨まで影響していないので歯がグラグラすることもありません。
そのため見過ごされることが多く、放っておくといつの間にか歯槽骨が破壊される歯周炎へと進行してしまいます。

歯肉炎の段階ならば、歯磨きを徹底し、歯科医院で歯石を除去するケアを行えば健康な歯肉を取り戻せます。
いかに歯肉炎のうちに病気に気付いて対処するかが重要なのです。

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