マスク生活で気づいた?舌苔(ぜったい)対策で口臭予防!
最近、すっかり日常に定着したマスク。毎日つけるようになり、「自分の吐く息のにおいが意外と臭い!」とショックを受けたり、「もしかして、私の口って臭い…?」と疑問を持ったりした経験はありませんか?
男女1787人に聞いた「口臭に関するアンケート」によると、他人のにおいで不快に感じるもの第1位はなんと「口臭」!同じ調査の中で、「自分のにおいで、頻繁に気になる(不快に感じる)もの」としても、「口臭」が第1位に挙げられました。
引用【ホワイトニングノートによる調査】:https://trend-research.jp/whiteningnote/kousyuu/
皆が意外と気にしている口臭。口臭を予防できれば、自分自身や周りの人を不快なにおいのストレスから守ることができそうです。しかし、自分の意志に関係なく勝手に発生する口臭を、どうやったら解消することができるのでしょう?
口臭の原因の中で大きなものは、歯周病と舌苔(ぜったい)です。みなさんは、舌苔をご存じでしょうか?今回は、舌苔とは何か・どんな対策をすれば良いかについてお話します。
舌苔とは
舌の表面は絨毯のように小さな突起がたくさんあってデコボコしています。これを乳頭といいます。皮膚に垢がたまるように、舌の上にも口の粘膜から剥がれ落ちた汚れがたまり、細菌が繁殖すると、白色や黄色や褐色の苔(こけ)のようになります。これが舌苔です。
健康な人にも多少の舌苔はありますが、食べたり話したりするときに舌が動くことで、ある程度はとれます。問題なのは、舌苔が分厚くなってしまうことです。舌苔が厚くなってしまうのは次のような場合です。
●舌苔が厚くなるときはこんなとき
●口の中が乾いている
●体調がよくない
●腸の病気や脱水を伴う病気がある
●加齢とともに舌の動きが鈍くなり唾液の量が減る
たとえば、風邪で熱が続いたとき、「口の中がヌメヌメして、口臭がきつくなったな。」と感じた経験はありませんか?こんな時は舌苔が厚くなっているのかもしれません。胃腸の調子がよくないときに舌苔が増えるのは、舌の感覚を鈍らせて食欲を減らし、食べる量を減らして胃腸を守るためだといわれているそうです。人間の身体はよくできているな。と思わず感心してしまいますね。
お口・舌のケア
舌苔とは何か、舌の上に厚く増えてしまうのはどんなときかが分かりましたね。 次は、舌苔が厚くならないためのケア方法をご紹介します。
舌磨き
舌苔を減らすためには、舌表面のケアとして「舌磨き」をすることが大切です。 ですが、「口臭予防のために舌磨きをしましょう」と言われても、「舌磨きなんてどうやれば良いかわからない」と思ってしまうのが正直なところですよね。 そんな方のために、舌ブラシを使った舌磨きの方法をイラスト付きでご紹介します!
睡眠中は口の中が乾きやすく、舌苔が厚くなる条件がそろっています。そのため、起床後すぐ、朝食や水分をとる前に舌のお手入れを行うと効果的です。
唾液の分泌
「舌磨きをしたけれど口の臭いがまだ気になる」という方や、「口臭対策としてできることは全部したい」という方は、食事の内容にも気をつけてみましょう。「舌苔は食べ物を食べて舌を動かすことである程度取れる」というお話をしましたが、何を食べるのかによって取れ方が少し違います。例えば、あまり噛まなくても飲み込めるようなやわらかい料理や食品では、舌表面の凸凹に入り込んだ汚れを除去することはできません。一方で、食物繊維を多く含む野菜類は、よく噛むことによって唾液の分泌が促進されやすく、ある程度の舌の汚れを自然と取り除くことができます。唾液によって舌が洗浄されているのです。唾液に含まれるIgA(免疫グロブリンA)という抗体には、細菌やウイルスなどの異物から身体を守る働きがあるといわれています。舌苔が増える原因に「体調が良くないこと」が入っていることからも、唾液のこの働きには注目ですね。口の中が乾きやすいという自覚症状がある場合はこまめに水分補給をしたり、耳の前やえらの下、あごの下など唾液が分泌されやすいポイント(唾液腺)を指の腹でやさしくマッサージしたりするとよいでしょう。緊張やストレスなどは唾液の分泌を低下させるので、できるだけリラックスする時間を持つことも大切です。
唾液腺のマッサージ
「自分の口が臭いかも…」と思ったとき、面と向かって誰かに相談するのは結構勇気がいりますよね。ですが、相談のしにくさから自己流で何とかしようとすると、かえってややこしい症状に発展してしまうこともあります。
自己流で何とかしようとして、今も誰にも相談できずにいる口臭の悩みはありませんか?口臭をはじめとする舌やお口のお悩みなら、プラザ若葉歯科までお気軽にご相談くださいね。
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