2017年12月 4日

虫歯と歯周病の原因


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こんにちは!プラザ若葉歯科ブログ担当の佐藤です。
みなさんは、虫歯や歯周病の原因は何かご存知ですか?

虫歯も歯周病菌も、それぞれ「虫歯菌」と「歯周病菌」が原因だといわれています。一言でむし歯菌といっても、ミュータンス菌をはじめとした数種類の細菌がかかわっているとされています。歯周病菌も同じです。300種類以上いる口の中の菌を「口腔常在菌」といいますが、その中の数種類以上の菌がかかわっているのです。

ウィロビー・D・ミラーが虫歯の原因について「ミラーの化学細菌説」を発表したのは、1989年(明治22年)のことでした。それまでは、「虫歯」という名前のように、虫が歯をかじると考えられていました。ですから、細菌が特定できなかったとはいえ、ミラー説は画期的だったといえるでしょう。1955年(昭和30年)以降、無菌状態で動物の飼育が可能になり、原因とみられる細菌が特定されました。ふつうのラットに砂糖を含んだエサを与えると虫歯ができるのですが、無菌状態のラットは砂糖入りのエサでも虫歯にならなかったのです。この結果、数種類の虫歯菌が見つかり、最大の原因菌として、ミュータンス菌が注目されています。

長い間、なぜ虫歯の原因菌だけが特定できなかったのでしょうか。その原因は、虫歯を作る細菌は誰の口の中にも済みついている「常在菌」だったからです。結核菌のように、ふだん人の体にいない特定のバイキンが侵入して病気になる「感染症」とは区別して考えなくてはいけません。常在菌はふつう、まったく「悪さ」を働きません。むしろ、有害なバイキンが外から入ってくるのを防ぐ役目を果たしています。しかしその一部の菌が、ある時突然に活発な活動をして体に有害な働きを起すことがあります。これを「日和見感染」といいます。

常在菌についてもう少し詳しくお話しますね。人の体に日常的に生息する細菌を、常在菌と呼びます。常在菌は、皮膚、口腔、気道、腸内にいます。つまり、下界との接点にいて人を守っているともいえます。

もともとバイキンは進化の過程で、人が出現するはるか昔から地球上で暮らしていた生物です。バイキン同士も勢力争いをして、暮らしやすいところを求めて移動しています。そこに、植物や動物や人が現れ、人の皮膚やお腹の中に定住し、共存共栄の関係を結んだバイキンが人の常在菌なのです。そこが口の中だったりもするのです。

人の体は一定の温度環境にあり、エサも安定供給されるため、住みつくには好条件です。人が毎日食べるものの中で、人が消化吸収できない成分が常在菌のおもなエサになっていることが多いのです。そのため、人にとっては腸内常在菌の存在によって、本来なら消化できないものでも消化できることになります。

私たち人間の中に、常在菌として虫歯菌がいるなんてびっくりですね。
次回は、常在菌がどのような時に悪さをしてしまうのかを詳しくお話します。

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唾液の役割と効果

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小さいころ、ツバを「ペッ」と吐いて怒られたことはありませんか?
それはツバが汚いと思われていて、人にとって不快なものだからですね。

ツバは正式な名称を「唾液」といいます。
汚いと思われ、嫌われやすい唾液ですが、口の中ではさまざまな役割をもって大活躍しています。

たとえば、舌やくちびるの動きに気を付けながら「東京特許許可局」と言ってみて下さい。舌先や唇が忙しく動くのを感じると思います。こうした舌、くちびる、頬の動きを滑らかにしているのが唾液です。早口言葉が言えるのは唾液のおかげなのです。

また、食事の時上下の歯で噛み砕いた食べ物に唾液が混ざります。
その結果、のどにつかえることなく食べ物を飲み込むことができます。クラッカーを何十枚も水分なしに食べ続けていたら、口の中の唾液がなくなり、クラッカーが喉につっかえて、飲み込めなくなってしまいますよね。こうして自然に食べ物を飲み込むことができるのも唾液のおかげです。

唾液はほとんど(99%以上)が水分でできています。でも唾液はネバネバしますよね
これは唾液にムチンという物質がほんの少し含まれているからです。この唾液の「ネバネバ」が、人と話をしたり食べ物を噛んで飲み込むときにスムーズにしてくれているのです。

汚いとばかり思っていた「ツバ」も、本当は私たちの口の中でとても大切な役割を担っています。

実は、お口の中だけではなく、お口の外でも活躍している唾液の働き。少しご紹介します。みなさんは、指を切ってしまった時などに、傷口を指でペロッとなめたことはないですか?

傷口をなめることで、不思議と痛みが薄れたことを覚えていませんか?
唾液には、魔法のようなたくさんの効用があります。傷口のばい菌などを洗い流してきれいにしてくれる働きや、唾液のネバネバ成分ムチンによる傷を守る働きもあります。

傷を作ると皮膚がやぶれ本来出てはいけないところがむき出しになります。ここに唾液をつけると保護してくれるのです。

また、唾液に含まれるリゾチームなどによるばい菌の力をおさえる働き。ムチンによるばい菌を集めて固める働きなども大切な効用です。

唾液には初期のむし歯を治す力もあります。これは「再石灰化」といって、唾液のなかのカルシウムやミネラルが、むし歯になり溶け始めた歯を治してくれるのです。

唾液が少なくなると、虫歯の修復力も落ちていきます。お口が乾きやすい人は、要注意です。唾液の量はいつも一定ではありません。体内メカニズムにより夜は唾液が少なくなり、空気が乾燥する冬も唾液は減少傾向にあります。

一方歯が溶けることを「脱灰」といい、口の中ではいつも「脱灰」と「再石灰化」がシーソーのようにバランスをとって歯を守っています。

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