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ついた歯石は自分で取れる?歯石を理解して正しいケアを

こんにちは。プラザ若葉歯科ブログ担当齊木です。

気温も高くなり、散歩をしていても花が咲いているのを多く見かけるようになってきました。花粉症の方にはつらい季節ではありますが、だんだん暖かくなってくると気持ちがウキウキしてきますね。この春はマスク着用が緩和され、お互いの笑顔を見せあって笑う機会も増えるかもしれません。

マスク生活が長く、いざマスクなしになった時、お口の汚れやにおいについて、いつも以上に気になってしまうこともあるかもしれません。

今回は、歯磨きをしていているのにとれない黄色みがかった汚れ、歯石についてお話します。

歯石とは

歯石は、歯磨きで磨き残したプラーク(歯垢)が硬くなったもののことです。プラーク1gあたり1,000億個以上の細菌がいると言われています。プラークは、わずか2日間で石灰化はじめ2週間くらいで歯石になります。歯石は文字通り、石のようにカチコチになります。ちなみに、プラークの石灰化とは、唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークに沈着することを指します。

歯石ができあがるまで

 

 

歯石の上にもまた、プラークは生成されます。お口の中の同じ場所でプラークの石灰化が繰り返されることで、歯石はどんどん大きくなっていきます。

歯石がつきやすい場所

歯石は、主に唾液に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンにより形成されるため、唾液腺の近くにある歯につきやすいです。

「上あごの奥歯の外側」や「下あごの前歯の内側」付近は、特に歯石がつきやすい場所です。

 

 

歯石がつくのは、歯の周りだけではありません。歯の周辺だけではなく、歯茎より下の部分にもつくことがあるのです。

歯石の種類について詳しくお話します。

歯石の種類

先ほどもお話したとおり、歯石には2種類あります。歯ぐきより上につく歯石を歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)、歯ぐきより下につく歯石を歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)といいます。

 

 

歯石によるお口のトラブル

歯石自体が悪さをすることはありませんが、表面がザラザラしている歯石を放置することにより、新たなプラークがつきやすくなります。つまり、細菌が住み着いて仲間を増やすには絶好の環境になるわけです。そうなると、歯石に住み着いた細菌たちはやりたい放題!さまざまなお口のトラブルを引き起こします。

●歯周病を進行させる

歯石が蓄積して硬くこびりつくと、細菌が増殖していきます。

細菌たちは、歯を支えている顎の骨や歯茎などの組織を攻撃するため、「歯茎が腫れる」「食べ物が挟まりやすくなる」「歯がぐらつく」といった歯周病の症状が現れる場合も。歯周病が悪化すると、歯を失うリスクが高くなります。

 

●虫歯の発見が遅れる

お口の中に汚れが溜まっている状態は、細菌たちにとって最高の環境です。腫れた歯茎や歯と歯の間などの見えにくい部分に歯石が付いてしまうと、歯石が邪魔をして虫歯の発見が遅れる可能性が高くなります。

 

●口臭

歯石が蓄積することで、歯茎に炎症が起こります。歯茎の腫れた部分には、磨き残しも溜まりやすいため、お口の中の細菌が増えて口臭の原因となります。

 

歯石を自分でとることは可能?

スケーラーという器具を使って自分で歯石を取ることは可能です。ですが、スケーラーの先は尖っていて、少し間違えると、歯や歯肉にダメージを与えてしまうのでおすすめできる方法とは言えません。また、削った面がデコボコしてしまい、かえってプラークや歯石をつけやすくしてしまうことにつながります。

また、歯石は、歯ブラシで除去できないくらい頑固にこびりついてしまったものです。慣れない器具や滅菌されていない道具で、力を入れながら自分で除去すると、歯や歯茎を傷つけたり、雑菌が入ってしまうこともあります。

これらの理由から、ご自身での歯石取りはおすすめできません。3~6カ月に一度、定期検診も兼ねて歯科医院での歯石取りをすることをおすすめします。

歯石を作りにくい環境づくりを

歯石ができる前に正しいケアをすることが重要です。歯石がつくまでのお話で、プラークが原因の一つとお話しました。毎日の歯磨きに加え、お口の状態によってフロスや歯間ブラシを使い分けて、プラークがつきにくい環境をつくることが大切です。

 

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