4.動物の歯と口
動物と人間の歯はどう違うのですか?
動物の歯は人間の歯と比べていろいろな面で違っています。、また、動物によってもさまざまです。
(1)魚類
魚の歯は数が多く、歯の形はよく似ています。また歯の生え代わりは一生を通じて行われ、エサをつかむ能力、固定する能力を持ちます。
(2)両生類
両生類(カエルなど)では、進化の途中では歯が存在しましたが、現在はほとんど歯をもっていません。
(3)爬虫類
爬虫類(蛇、トカゲなど)も進化の途中で歯は退化していましたが、両生類のように完全には歯はなくなっていません。一般に、爬虫類の歯は数が多く同じような形をしていて、エサをつかみ固定する能力を持っています。
(4)鳥類
鳥類では現在すべての鳥が歯を持っていません。鳥では歯の代わりにくちばしをもっています。
(5)哺乳類
哺乳類の歯は、数は減少する傾向にあり、形もさまざまで、咀嚼という働きを持つようになりました。
つまり、爬虫類以下の動物では、歯はほとんど同じ形をしていますが、哺乳類の歯は、前歯、犬歯、臼歯という3種類の形が見られます。
前歯、犬歯は食物をとらえ、噛み切るように使われ、臼歯は主に食物をすりつぶすのにつかわれます。これは、哺乳類がより複雑な食生活に適応してきた結果と考えられています。
また、哺乳類は歯は、一生のうち1回生えかわるかまったく生えかわらないかのどちらかです。一方、爬虫類以下の動物では一生のうち何度も歯が生えかわります。
哺乳類の中でも人の歯は最も数が少なくなっています。つまり進化するにつれて歯の数は減少してきているのです。
これはなぜなのでしょうか?人はサルとは違い、足で立って歩くことにより、手を自由に使うことができるようになりました。そのため手を使って食物を細かくしたり、火を使うことにより食物を調理するようになりました。つまり、生のまま食べていた時にくらべ、噛む必要性が減ったといえます。このため、顎の骨も小さくなり、歯の数も減ったのです。
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科目;一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正
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