歯ブラシの使い方見直しませんか?歯みがきのコツ4点
やっぱり歯みがきに勝る予防法はありません!
ここで、一緒に歯磨きチェックをしてみましょう。
「磨く順番」と「ハブラシの使い方」
虫歯や歯周病の予防には、なんといっても日頃の歯みがきが一番重要です。第一の目的は原因菌のかたまりであるプラークの除去。第二はフッ素入りの歯磨き剤を使って、歯のエナメル質にフッ素を供給することです。
まずは磨く順番を決めましょう。たとえば下の内側の奥歯からスタートして、一筆書きの要領で磨いていくと、磨き残しや磨き忘れがなく効率的です。
歯磨き剤はけちらず、15歳以上では2cmほど練り込みます。歯ブラシは鉛筆と同じ持ち方がお勧めですが、力を入れすぎなければ普通に握ってもかまいません。ブラシを細かく震わせ、人間電動歯ブラシになった気持ちで1本ずつブラッシングしましょう。
ところで、歯を磨く前に歯ブラシを濡らしていませんか?実はこれはNG。歯ブラシを濡らすと泡立ちが良すぎて、すぐに吐き出したくなり長時間磨けません。渇いた歯ブラシに直接歯磨き剤を付けて磨けば普通より30秒は長くみがけます。ぜひお試しください。
「歯は直角」に「歯周ポケットは45度」に
ミュータンス菌などの集まりであるプラークを効果的に取り除くには、歯のすべての面に対してブラシを直角に当てて磨きます。1本の歯につき20回以上を目安に、歯ブラシを左右に1~2mmほど細かく微振動させるのがポイント。特に奥歯の一番後ろの面は磨き忘れの多い場所なので意識的にブラシを当てるようにしましょう。
虫歯予防にはこれだけでもいいのですが、歯周予防のためには、歯ブラシを斜め45度の角度にしてはと歯肉の境目もブラッシングしてください。歯周ポケット付近はもっとも汚れが溜まりやすい場所の一つです。できるだけ力を入れず、ポケットに毛先が入り込むようにして細かく振動させましょう。
一通り表面を磨いてから、最後にまとめて斜め45度磨きを行ってもいいですし、1本ずつ直角磨き+斜め磨きをしながら移動していくのでも構いません。自分のやりやすい方法を身につけて習慣化しましょう。
「すすぎは1回」が効果的
最後のすすぎ方にも注意してほしいポイントがあります。歯磨きをした後、歯磨き剤の泡をすっきり落とそうとして何度もうがいをする人が多いですが、これは間違った習慣。せっかくフッ素入り歯磨き剤を使っても、フッ素が流れ出てしまいます。
すすぎは10ml程度のごく少量の水で、20秒ほどブクブクすすいだらそれでおしまいにします。フッ素の虫歯予防効果については後述しますが、毎回の歯みがきでは、フッ素を歯の表面に的確に行き渡らせることが大切なのです。
もし1回のすすぎでは泡や研磨剤がじゃりじゃり残ったり、ミントの味が強すぎるといった不快感があるなら、それはあまりよい歯磨き剤とはいえません。
歯科医に相談して歯科用の歯磨き剤を使ってみてください。市販のものならば、フッ素配合に加えてマイルドな味や研磨剤の細かさをアピールしているタイプがおすすめ。何種類か試してみて、1回のすすぎでもすっきりできるものを選びましょう。
自分に合ったハブラシの選び方
歯ブラシは、ヘッドのサイズが男性なら下の前歯4本分くらい、女性なら3本くらいがベストです。柄の形状はストレートで握りやすいものを選びます。毛先は平らで、硬すぎず、軟らかすぎず、程度にコシがあって、あたりがソフトな歯ブラシが理想的です。
毛の硬さに迷ったら、最初は「やわらかめ」から始まり、その後、「ふつう」に変えてみて問題がなければ、「ふつう」が自分に合った硬さです。もし歯肉が痛んだり、傷ついた場合は、再度「やわらかめ」に戻しましょう。
また、歯周病を予防したい人や、すでに歯周ポケットが深くなっている人は、毛先が細かくなっているハブラシがおすすめです。
出来れば歯ブラシは、かかりつけの歯科医院で歯科用商品を買うのが理想です。市販品よりもきめ細やかなタイプがあり、患者さんの口の中を知り尽くした歯科医師や歯科衛生士だからこそ、その人に一番適したものを選んでくれます。
毎日の歯みがきの質を見直して、きれいな歯を維持していきたいですね。
当院は、坂戸・川越からも近く若葉駅からも歩いて来院できる歯医者です
科目;一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正
~坂戸市・鶴ヶ島市の歯科。託児も保育専門スタッフがいるので安心。~
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今後の歯科治療は治療処置よりも予防管理の時代とも言われています。