歯ぎしりの原因はストレス?
こんにちは!プラザ若葉歯科ブログ担当の佐藤です。
みなさんは、歯ぎしりで困ったことなどはありませんか?
歯ぎしりは、加齢変化というより、むしろ歯の成長過程に起こるかみ合わせのアンバランスが原因といえます。歯の生える成長期の子どもに多く見られ、かみ合わせるときに不都合な部分を、睡眠中に無意識のうちにすりへらして、都合のよいかみ合わせにするためと思われます。歯ぎしりは、新しい入れ歯や被せものを入れたときにも見られます。
次々と新しい歯の生えてくる成長期の歯ぎしりは、さほど気にしなくてもいいと思います。特に乳幼児の歯ぎしりは、顎を鍛えて、正常な位置への誘導とつながっていきます。成長するにしたがって治まってくれることが多いのですが、大人になると社会的にも問題になってきます。かみ合わせ、ストレスとも密接な関係があるといわれていますが、残念ながら、原因ははっきりしません。
ものをかむとき、歯は垂直に動いているわけではありません。牛が草を食べている姿を想像して下さい。斜め下から円を描くような下顎の動きが思い浮かぶでしょう。人間も同じような動きで食事をしています。歯はものをかむのに都合がよいように、とがった部分とくぼんだ部分があって、まずとがったところ同士があたって滑るような感じで、くぼみに移動していきます。その滑りを阻害するような部分があれば、「もっと気持ちよく食事をしたい」という無意識の欲望が眠っている間に現れて、”滑りを阻害している部分をすり減らそう”とするのが歯ぎしりです。
歯ぎしりで悩む人の歯を診ると、ファセットと呼ばれる磨耗部分を見つけることができます。このファセットを削る、あるいは研磨することにより、症状は緩和します。状況の変化を観察しながら、少しずつ削るのがコツです。あまり過度な削合は、ほかの部分に新たな火種をつくりますし、顎関節症と呼ばれる困難な病気になるいおそれもあります。また、「ナイトガード」と呼ばれるマウスピース様のものを装着して、症状を緩和する方法もあります。
歯ぎしりは、夜寝ている間に無意識にしてしまうものであり、なかなか自分自身だけで改善するのは難しいと思われます。もしお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談下さい!
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