こんなに違う!口の粘膜と鼻の粘膜
鼻の方に間違って食べ物が入ったりすると、ツーンとして痛いですよね。
なのに口は、熱いスープ、すっぱいレモン、からいキムチなど刺激のあるものが入ってきても大丈夫です。
口と鼻は近くにあるのに、どうしてこんなに違うのでしょうか?
口のなかは、ほとんどが「重層扁平上皮」というじょうぶな粘膜でおおわれています。
神経、血管、筋肉などの大切な組織のうえに、何層も重なった平たい細胞が摘みあがっていて、
熱さ、すっぱさ、辛さなどの刺激からガッチリ守ってくれています。
それに対し、鼻の粘膜は食べ物の刺激に耐える仕組みになっていません。線毛というウブ毛のような細かい突起がたくさん立っていて、粘液がいつも分泌されています。フカフカな絨毯に水をこぼしたような感じです。鼻から吸った空気のゴミやばい菌は、ここでおおかた落ちて粘膜に貼りつきます。
しめった線毛は、運動j会の大玉送りのようにゴミやばい菌をのどへと運びます。そして、飲み込んで片付けてしまうのです。ゴミがたくさんあって運べない時は「くしゃみ」で一気に汚れを吹き飛ばし、鼻の粘膜をきれいにリセットします。
鼻と口の中をおおう粘膜は、必要があってこんな別々のしくみになっています。
すぐ近くにあるのに面白いですね。
当院は、坂戸・川越からも近く若葉駅からも歩いて来院できる歯医者です
科目;一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正
~坂戸市・鶴ヶ島市の歯科。託児も保育専門スタッフがいるので安心。~
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当院の院長は口腔外科の医学博士の資格を有しています。
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