私たちがきちんと物を飲み込めるのはなぜ?

おやつを寝そべって食べながらテレビを見たという経験はありますか?
お行儀が悪いですが、体が横になっているのに、食べたものはきちんと食道から胃に運ばれて行きます。
実はこれには、軟口蓋という「のどちんこ」を含めた筋肉が大活躍しているのです。

口を大きく「アー」と開けて鏡でのどの奥を覗いてみると、「のどちんこ」がぶら下がっているのが見えますね。
筋肉で構成される軟口蓋の先に垂れ下がっていることから、口蓋垂と呼ばれています。

口蓋の筋肉、軟口蓋は5つの筋肉からできています。「ゴクン」とする瞬間にこれらの筋肉に「グッ!」と力が入ります。口蓋垂にある口蓋垂筋もその仲間です。
なかでも口蓋帆帳筋という筋肉は軟口蓋を「パン!」と張ります。
こうして軟口蓋の筋肉は、食事が鼻の方へ逆流しないように通路をふさぐ働きをするのです。

軟口蓋はヨットの「帆」のようです。たるんでいる時の帆はダランとして風を受けることはできませんが、帆を上げ「バン!」と張ると風を受けてヨットを前に進ませる働きをします。
軟口蓋も、グッと帆を張るようにして食べ物をスムーズに導いています。
だから、横になっていても食べられるんです。
口のしくみってよくできていますよね!

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