お歯黒には、虫歯予防の効果があった?-鶴ヶ島・若葉駅で痛くない歯医者【鶴ヶ島市のプラザ若葉歯科】

歯のこばなし

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お歯黒には、虫歯予防の効果があった?

みなさんは、お歯黒を模して、海苔を歯につけて写真を撮ったことはありますか?私自身は恥ずかしくて、挑戦したことはありませんが、お歯黒の写真撮影会は楽しい場であることは間違いないですよね。

今は、歴史の勉強時と、お笑い写真撮影の時しか、話題にならないお歯黒ですが、日本では長い間、古くからの文化として浸透していました。今日は、そのお歯黒について少し掘り下げてお話をしてみたいと思います。

お歯黒の起源

古墳の時代から、お歯黒の跡のある骨や、はにわが発掘されているようで、起源はかなり昔にさかのぼります。時代の流れとともに、お歯黒をする人の対象が変わっていきました。平安時代には、お歯黒が成人男女の貴族の身だしなみとされていました。その後の戦国時代では、武将が首を取られてもきれいでいられるようにと、化粧とお歯黒をして戦場に出向いたという話もあるそうです。江戸時代になる頃には一般大衆まで広がり、婚姻が決まった女性や結婚後の女性の証として定着したと言われています。

文化

お歯黒の黒さは長く維持できるものではなく、「一度染めたら終わり」ではありませんでした。結婚した女性は、身だしなみとして、毎日歯を黒く染める作業が必要だったのです。鉄を原料とした水とヌルデの葉の虫こぶ※から作った粉を交互に筆で、1本ずつの歯に塗っていくことが必要で、とても大変な作業だったと思います。

黒船で有名なペリーは、笑うお歯黒の女性を見て初めはとても驚き、その後もよく思ってはいなかったようです。とても詳しくお歯黒について記録しています。さらに「既婚女性が常に厭わしい歯黒をしていることを除けば、日本女性の容姿は悪くない。」と書き残しています。意訳すると、お歯黒じゃなかったら、もっときれいだったのに。ということでしょうか?

(在NY日本国総領事館     https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/150th/html/exepi2.htm

その後、来日した外国人たちの中には、お歯黒文化を女性差別だと考える人もいたようで、明治政府が批判を受けることになりました。明治6年にお歯黒禁止令が出てもなかなかな止められない文化でしたが、明治天皇と皇后がお歯黒をやめることで、浸透した文化が廃れていきました。

※ヌルデの葉の虫こぶ…ウルシ科の落葉小高木。名は、樹液(漆(うるし))で物を塗ることに由来する。虫こぶは、おもに昆虫が産卵、寄生することによって植物体組織が異常肥大成長してできるこぶ。

お歯黒の効果

お歯黒をしている人には、虫歯が少ないということが当時から分かっていたようで、「お歯黒の女性は医者いらず」という言い伝えもあったほどです。理由は2つ、「歯を丈夫にするお歯黒の成分」と「丁寧な掃除」があったからです。

歯を黒くするのに使っていた成分「かねみず」には、鉄分が含まれていました。その鉄分が、歯の成分であるリン酸カルシウムCa(PO4)2を強化して、歯を丈夫にする役割を果たしていたと言われています。

また、ツルツルした歯に色を付けて染めることは簡単ではなく、楊枝などで丁寧に歯の歯垢を取り除く必要がありました。歯を染める準備として、女性たちは毎日歯磨きをしていたということですね。毎日きれいに歯を掃除することが、虫歯予防につながるというのは言うまでもありません。

お歯黒が一般的だった当時はとても美しい姿として扱われていたようですが、改めて考えてみても特異な文化だと感じます。時代や文化によって、美しさの基準が移ろうように、流行りすたりも長い歴史の中で見れば一瞬のものかもしれません。

海苔を歯に貼ったお歯黒の写真も、素敵な思い出の写真の一枚ですが、きれいな歯の輝きで撮った写真は、きっと100年後に見ても美しいはず。美しい歯を維持するには、毎日のお手入れが大切であることを忘れないでくださいね!

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《年齢別》歯磨きを嫌がる子どもが楽しく磨く方法

歯磨き嫌いの子どもが楽しく磨く方法

子育て中のお母さんお父さんから、数多く挙げられる悩みの中に「子どもの歯磨き」があります。
「子どもの大切な歯を守るのは、親の役目」「幼いうちからの歯磨き習慣が大切」
そんな言葉が聞こえてくるけれど、嫌がられてうまくいかない…。嫌がる子どもにイライラ、ため息。「むし歯になってもいいの!?」とつい怒ってしまうけれど、むし歯未経験である子どもには通用しません。

無理やり歯を磨く→さらに嫌になって拒否される→イライラしてまた怒る、という悪循環に陥っていませんか?「子どものために…」という一心なのに、悲しくなってしまいますよね。

今回は子どもが歯磨きを嫌がる原因を知って、できることは取り除き、年齢別の楽しく歯磨きできる方法をお伝えします。毎日の歯磨きがつらい習慣ではなく、楽しい、褒められて嬉しい時間に変わっていく参考になれば、私たちも嬉しいです!

 

1.子どもが歯磨きを嫌がる4つの理由

子どもの歯磨き

(1)痛い

上唇をめくった時に見える歯ぐきと上唇をつなぐすじ(ヒダ)を上唇小帯といいます。
この部分に歯ブラシが当たったり、すじが伸びるように上唇を引っ張ったりすると、とても痛いです。お子さんによっては上唇を持ち上げるだけで痛がる子もいます。また、歯ぐきに強く歯ブラシが当たった時などの痛かった経験から嫌なイメージがついてしまうお子さんもいます。

すじの部分を指の腹で優しく押さえるようにして、歯ブラシが当たらないように磨いてあげると痛くないので、実践してみてください。

(2)怖い

仕上げ磨きをするときに押さえつけると、子どもは怖いと感じます。とはいえ、動いてしまったら危険なので押さえざるを得ないですよね。歯磨きに応じてくれるようになれば、自然と押さえる必要がなくなり、お子さんの怖さを取り除ける上に、大人も無理強いするつらさを取り除けます。こうなれば理想の循環です。

そのためにまずは、なるべく険しい顔をせずに(できれば笑顔で)磨いてあげてください。「むし歯にならないように」という思いから真剣になり、お子さんの視点から見上げると、上からのぞき込む大人の表情が怖く感じてしまいやすいからです。
幼い頃は特に、見た目が与える印象は大きいので、歯磨きのイメージを悪くしないために意識してみてください。

(3)気持ち悪い

まだ言葉で気持ちを表現できないうちは、「歯磨きを嫌がる」という方法でお子さんは懸命に気持ちを伝えようとします。「チクチクする」「痛い」「口の中に物が入ると気持ち悪い」「奥歯を磨くとオエっとなりやすい」など、上手に伝えられない気持ちを訴えようとしている可能性があります。

口腔感覚が過敏なお子さんもいるので(1)も参考にしながら、どこを嫌がるのかよく観察して、その部分は無理してすべて磨こうとせず、少しできたら褒めて小分けに行うのも良いかもしれません。

(4)つまらない

仕上げ磨き中は、動くことも遊ぶこともしゃべることもできず、実に退屈です。お気に入りの歌を歌ってあげて、1曲歌い切ったら歯磨きおしまい、など退屈さを紛らわせるとお子さんも時間が短く感じます。好みや年齢などによって紛らわせる方法は変わるので、2の『【年齢別】歯磨きが楽しくなる方法』を参考にしてみてください。

 

☑気を付けるポイント

・上唇を無理に引っ張らない
・上唇と歯ぐきをつなぐすじを指の腹でガードし、歯ブラシが当たらないように、優しく細かく磨く
・仕上げ磨きは笑顔で!見た目から、怖くない雰囲気を作ろう
・「嫌がる」のは言葉の代わりの意思表示。嫌がる刺激を取り除こう
・仕上げ磨き中の退屈を紛らわそう

 

2.【年齢別】歯磨きが楽しくなる方法

(1)0歳

乳歯

歯磨きに慣れることが目的

この時期に1番大切なのは『歯磨きを嫌いにさせない』こと。

生えそろった頃にいきなり歯ブラシを使うと、その後嫌がる原因になりやすいでしょう。赤ちゃんにとって歯ブラシは異物ですから、驚くのも拒否するのも無理はありません。
本格的な歯磨きが始まる頃までに、ガーゼで口内を優しく拭き取ったり、清潔な指でほっぺたやあご、お口の周りや中、生え始めの歯を触ったり、歯磨きに慣れるための準備期間にしてください。

 

(2)1~2歳

子どもの歯

歯磨きのテーマソングで「終わり」を示す

「終わり」がわかることで、歯磨きを受け入れられる子も多くいます。「いつまで続くのかわからない」不安や苦痛は、大人でも辛いものですよね。その子がよく知っている歌だと、幼い子でもいつ終わるのかわかりやすいです。お気に入りの歌を歌ってもらえるのは嬉しいので、「歯磨き=大好きな歌を歌ってもらえる時間」となればさらに最高です。大人も短時間で終わらせようとする目安になります。

ここで気を付けてほしいのは、長すぎない曲を選ぶことです。

 

日常のスキンシップで「触られること」に慣れる

お口周りやお口の中はとっても敏感。歯磨きの時だけ急に触られると、慣れない刺激で驚いてしまいます。普段からスキンシップをたくさんとって、顔や口元に触れておくと良いでしょう。仕上げ磨きの体勢にも遊びを通して慣れておくと効果的です。

どんなスキンシップ遊びがあるかわからない時は、YouTubeで検索してみるのもオススメです。大変な時は抱え込まず、いろいろなものに頼って助けてもらいましょう!

 

(3)3~5歳

子どもの歯磨き

いつもと交代!仕上げ磨き体験

お話ができるようになってきたら、お子さんと役割を交代してみましょう。お子さんにお父さんお母さんの仕上げ磨きを頼んだり、ぬいぐるみの歯を磨いてもらったり。
「お姉さん(お兄さん)になった!」という嬉しい気持ちが芽生えて、歯磨き自体がポジティブな印象になることが目的です。

お父さんお母さんが楽しそうに仕上げ磨きをしてもらうのも、歯磨きの「怖い」印象を払拭する良い方法です。「バイ菌たおしてくれてありがとう」「お口のお掃除名人だね!」など褒めてあげることも、できればやってみてください。

 

手鏡を使ってお口の中を探検

大人の話が理解できるようになってきたら、手鏡をお子さんに持たせながら磨くのもオススメです。お口の中に興味を持ったり、「ここにバイ菌がいるからやっつけるよ」「次は上の歯をパトロールするよ~!」など、実況中継することで退屈さを紛らわせたりすると、楽しく協力してくれるお子さんもいます。
どこを磨くか予告して目で確認できることが、感覚の敏感なお子さんに有効な場合もあります。

 

「これがいい!」お気に入りの歯磨きグッズを自分で選ぶ

好きな色やキャラクターの歯ブラシを選ぶのも良いでしょう。欲しいものの意思表示ができるようになったら、お子さん自身が選ぶことがいいですね。何でも「自分で!」にこだわりたいお年頃。自分で決めることで歯磨きがスムーズになる場合も多いです。

好きなキャラクターの歯ブラシが売っていない時は、持ち手にシールを貼るなどお気に入りにカスタマイズするのも1つの方法です。「早く使いたい!」と楽しみになると良いですね。

 

クリニカのHPで、楽しく親子で歯磨きができるムービーや磨き方のポイントなどが載っています。
困った時はうまくいかない方法を繰り返さず、いろいろなところからアイディアをもらって試してみることが、親にとっても子どもにとってもリフレッシュになるかもしれませんね。

 

3.歯磨き嫌いな子どもに歯医者でできること

子どもの歯科検診

お気に入りグッズでやる気アップ

歯科医院では、子ども用の歯磨きグッズを取り扱っているところも多数あります。当院でも、フルーツのフレーバーの子ども用ハミガキ粉やむし歯を防ぐキシリトールのチョコなどを販売しています。
市販の歯ブラシや歯磨き粉は種類も多く、どれが良いか判断に迷ったり、「甘いハミガキ粉って大丈夫なの…?」と不安に思ったりすることはありませんか?歯医者さんへ行った際に、相談してみると良いと思います。

 

定期健診でむし歯予防

当院では、歯が生えてきたら6ヶ月の赤ちゃんから受診可能です。→「子どもの歯の治療」
また、嫌がるお子さんを抑制していきなり治療することはせず、少しずつ慣れていくようにしています。そうすることで、ほとんどのお子さんが治療を受けられるようになっていきます。

お子さんの予防歯科には、フッ素塗布やフッ素固定(シーラント)などが有効です。
褒め上手で優しい歯科衛生士さんたちが、お子さんを励ましながらお口の中をきれいにしますので、ぜひ早めにご相談ください。
当院が、地域のお母さんお父さん、そしてお子さんの味方になれたら幸いです。

歯ブラシ

幼いうちから歯磨きを嫌いにならずにいられれば、1番良いかもしれません。
ですが大きくなったお子さんも、少しずつ克服していくことは可能です。そして同じ悩みを持つ人たちがたくさんいるので、周囲に相談したら「うちではこうしてるよ!」なんてアイディアももらえるかもしれません。

お子さんの歯磨きで悩んでいるお父さんお母さんにとって、今回のお話が小さなヒントになれたら嬉しいです。

 

鶴ヶ島の歯科(歯医者)ならプラザ若葉歯科

当院は、坂戸・川越からも近く若葉駅からも歩いて来院できる歯医者です
科目;一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正
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虫歯になりにくい生活習慣~歯磨き以外の虫歯・歯周病予防方法~

むし歯にならないためには、もちろん歯磨きがとっても大切。ですが、歯磨き以外の方法をプラスすると、より一層むし歯や歯周病の予防ができるんです。しかも、特別な用意は必要ありません。必要なのは、日頃の『ちょっとした心がけ』。歯磨きと合わせて、毎日の小さな積み重ねで、歯の健康を守っていきましょう。

1.食事の仕方

デザートは食後すぐに食べる

「甘いものはむし歯のもと」とよく言われますが、砂糖などの甘いものがむし歯の直接原因になるわけではありません。水やノンシュガーのお茶以外の物を口にすれば、多くの場合、口の中は酸性に傾き、脱灰(※歯を構成しているカルシウムやリンなどが酸によって歯から溶け出すこと。くりかえすとむし歯になる。)が始まります。

3度の食事以外に、砂糖入りコーヒーやジュースを飲んだり、お菓子をちょこちょこ食べたりする「だらだら食べ」がもっともNG。これでは口内がいつまでたっても酸性の状態で、むし歯のリスクが高いままです。ちなみに、アメ玉1粒でもリスクはケーキと同じ。

肝心なのは、口の中を中性に戻し、再石灰化(※脱灰が起きた部分を修復する)の時間を作ってあげること。
そこでおすすめなのが「まとめ食べ」です。甘い物は「食後のデザート」として食事の後に続けて食べてしまいましょう。その後しっかり歯磨きをすれば、再石灰化の時間がまとめて長く取れるのでむし歯のリスクが軽減できます。

酸の強いドリンクはほどほどに

ヘルシー志向の方には「お酢」が人気です。美容・ダイエット効果や高血圧対策として飲みやすく加工したビネガードリンクなども流行しています。しかし、実は歯の健康を考えるなら、こうした酸の強い食品にちょっと注意が必要です。

酸の強い食品は、歯を「酸蝕」(※酸によって歯が溶ける現象)します。
注意したいのは、ビネガードリンクのほか、コーラやクエン酸入りの清涼飲料、スポーツドリンク、果汁ジュース、レモンなどの柑橘類、果実酒など。頻繁に飲むと、歯のエナメル質が薄くなり、歯がしみたりむし歯になりやすくなります。

酢の物やマリネサラダなどは、お酢をダイレクトに取り入れるわけではなく、他の食品と一緒に摂取するのであまり問題はありません。ドリンク類も、食事中なら唾液の力で酸が洗い流せるので、単独ではなく食事中に飲むようにしてください。

バランスよく噛むための歯によい姿勢

姿勢と噛み合わせには深い関係があります。例えば、いつも足を組んだ姿勢で食事をしていると、特定の歯ばかりに力がかかる噛み方になり、その歯は原因不明の痛みや不調を起すのです。

姿勢の癖を直すだけで噛み合せのバランスがよくなり、症状が消えることは少なくありません。

また、体幹の筋肉が弱さや筋肉バランスが悪さは、あごの不調も引き起こします。体をまっすぐに支えるためのアウターマッスルとインナーマッスルが同時に鍛えられる、四つんばいのエクササイズを普段の運動に加えてみてください。

2.キシリトールガムを活用する

ミュータンス菌を減らす切り札「キシリトール」の虫歯予防効果

キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然成分に由来した甘味料です。甘いキシリトールがむし歯予防に効くとは不思議に思うかもしれません。

ミュータンス菌に代表されるむし歯菌は、糖を分解して酸を発生させます。ところが、キシリトールはむし歯菌が分解できない独特の構造をしているため、酸を発生させません。さらにキシリトールを長期間摂り続けることでミュータンス菌の活動が弱まり、大幅に菌の数を減らすことができます。
また、キシリトールの爽やかな甘みが唾液の分泌を促し、唾液中のカルシウムと結びついてエナメル質の再石灰化を促進する効果も期待できます。

日本ではお菓子としてのイメージが強いですが、キシリトール発祥の地フィンランドでは、れっきとした予防食品。アメリカやフィンランドの軍隊のなかには、歯磨きが出来ない状況を想定して装備の中にキシリトールガムが入っている部隊があるそうですよ。

キシリトールの効果的な摂取方法「1g・5分・5回」がおすすめ

キシリトールを積極的に利用してほしいのは、むし歯になりやすい人、ミュータンス菌が多い人、唾液の分泌が少ない人、ストレスの多い人などです。

ただし、キシリトールには1日の摂取目安量があります。推奨量は「1回につき1g以上のキシリトールを5分以上、1日に5回以上噛む」こと。口の中に長時間とどめておける意味では、ガムが最適です。

商品によって含有量はまちまちなので、パッケージの成分表示を確認しましょう。たとえば「12粒あたりキシリトール6g」と表示されたガムならば、1粒0.5gになります。すると1回につき2粒以上を1日5回食べるのが理想となります。
ミュータンス菌を減らしたい人は食事の後に、唾液を増やしたい人は食前に噛むようにしましょう。

噛み始めの最初の唾液は飲み込まず、1分間ほどためて口のすみずみに行き渡らせるのがポイント。
食後すぐに歯磨きできない時にもおすすめですよ。

3.唾液の量と質を改善する

自分で簡単にできる「ドライマウス」改善法

ためしにキシリトールガムを噛んでみて、もし唾液を飲み込まないで2分間も噛み続けられるようならドライマウスの可能性があります。

ドライマウスは不規則な食生活や食事内容が主となる原因ですが、心身にかかるストレスで交感神経が優位になっていると起こりやすくなります。

ドライマウス対策として、次のような生活習慣を3ヶ月続けてみて下さい。

  • ■ 唾液のものである水を十分に摂る。
  • ■ コーヒーと紅茶は禁止。飲みたいときはカフェインレスのハーブティーを。
  • ■ 副交感神経が優位の時間を作るために、入浴剤を入れたお風呂にゆったりつかる。
  • ■ 繊維質を多く含む食材を取り入れ、1日3食を規則正しく、よく噛んで食べる。
  • ■ 食前にキシリトールガムを噛む。
  • ■ 唾液腺をマッサージする。
唾液の質を高める食事「繊維質」がカギ

唾液は分泌量が多いほどいいのですが、量だけでなく質も大切です。

酸性に傾いた口の中でむし歯菌などの細菌が増殖した状態だと、唾液はネバネバとしています。

水分の多いサラサラの唾液にするには、野菜や海藻など噛みごたえのある「繊維質の多い食材」をバランスよく食べること。日本の食卓ではおなじみの鍋物は、肉、魚、野菜、キノコ類など、よく噛む食材の宝庫。和食の文化はここでもパワーを発揮します。

また、小魚や、チーズ、牛乳、ひじきなどは歯の再石灰化を助けるカルシウムが豊富。キウイフルーツは舌苔(舌の汚れ)を落とし口臭予防にもなります。噛む回数を増やして唾液の分泌を活性化するには、よく噛まないと飲み込めない食材を使うのがコツ。単に硬いものが良いというわけではありません。

唾液の分泌を促す「唾液腺」マッサージ法

ここまで唾液の質や量を高める食事や生活習慣について説明してきましたが、マッサージによる外からの刺激で唾液分泌を促す方法もあります。

唾液を分泌する「唾液腺」は口の中に2か所あります。

耳たぶのやや前方の頬にある「耳下腺」は、酸っぱい食べ物を想像した時に唾液がじわっと出てくるところ。上あごからサラサラした唾液を分泌します。顎の骨の内側の柔らかい部分にある「顎下腺」は、食べ物をまとめるための粘り気のある唾液を下あごから分泌します。

この方法はドライマウスや口臭が気になる人にもおすすめ。病気の人やお年寄りの口腔ケアとしてマッサージしてあげるのも効果的です。唾液の分泌を促すだけでなく、リラックス効果も期待できるので、力を入れすぎずやさしく押しましょう。

4.血流を良くして免疫力を上げる

免疫力をアップする「低体温」改善法

本来、人間の体温は36.5~37度くらいが理想。これが体内の酸素が最も活性化される温度ですが、現代人には低体温の人が増えています。低体温だと血流が悪くなり、免疫力が低下して歯の不調を招きやすい状態になってしまいます。

改善法としては、温かいお湯につかる入浴法をはじめ、夏でも湯たんぽを活用したり、足先とお腹に使い捨てカイロを貼るなど、外から熱を与える方法がひとつ。

もうひとつは、体の中から温めるショウガがおすすめ。例えば紅茶にショウガのしぼり汁を入れた「ショウガ紅茶」を、毎朝の習慣にしてはどうでしょう。会社や外出先にお湯の入ったポットを持ち歩くだけでも変わってきます。

歯の健康と全身の免疫力向上のために、体を冷やさない生活を心がけましょう。

口の血管マッサージ法で「歯の冷え症」を予防する

指先や足先の冷えがつらい人は、歯の冷え症になっている可能性があります。歯そのものが冷えているのではなく、歯の周囲の毛細血管の血流が悪くなっているのです。

歯の冷え症になっていると、口の末端の毛細血管まで酸素や栄養が充分に行き渡らないため、口の中の免疫力が低下して歯周病やむし歯にかかりやすくなったり、原因不明の歯の痛みやグラつきにつながることがあります。

そこで、「口の血管マッサージ」で歯の健康を増進しましょう。歯の血流を良くすると自然治癒力がアップして、原因不明の歯の不調が改善される人もいます。頬のリフトアップもなり、アンチエイジング効果というおまけも付いてきます。

血管が集まっている歯ぐきと頬の内側の境目部分を、歯ブラシの柄のおしりの部分でマッサージしてください。血行が高まる入浴時がおすすめ。就寝前の歯磨きと一緒に習慣化しましょう。

いかがでしたか?虫歯予防には、もちろん歯磨きは欠かせません。ですが、普段の生活の中でできる『ちょっとした心がけ』で、さらに歯を守ることができるんですね。
わたしも今日からさっそく「唾液腺」マッサージと、朝のショウガ紅茶から、歯のための新しい習慣を始めてみたいと思います。

 

鶴ヶ島の歯科(歯医者)ならプラザ若葉歯科

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虫歯や歯周病になどの発生・進行を未然に防ぎます。
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抜けた歯を取り戻す治療方法

噛めない、噛まないことが健康や寿命にさえも悪い影響を及ぼすことはすでに述べましたが、「歯が1本抜けたくらい大丈夫」と甘く見てはいませんか。歯は歯列というグループで仕事をしているので、たとえ1本でも抜けたまま放置してはいけません。

抜けた歯を取り戻す方法を紹介します。

「インプラント」とは

インプラントとは、歯が抜けたあとの骨の中に、骨と結合する性質があるチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療法です。

入れ歯のように取り外す必要もなく、ブリッジのように両側の歯を削る必要もありません。噛む力も天然の歯と同じ感覚で噛めるくらいまで回復します。

インプラントの手術は、通常、インプラント体を体を埋め込む手術と、アバットメントを連結するための手術の2回に分けて行います。1回の手術で済ませる方法もありますが、顎の骨の硬さや骨量が十分でないとリスクが高く注意が必要です。

さまざまなメリットがあるインプラントですが、その反面、手術に伴う、費用が高額である、治療期間が長い、失敗も耳にするといったデメリットがあるのも事実です。

だからといって「インプラントは怖い」と敬遠するのは大きな誤解です。

治療が上手くいかないのは、事前の検査や診断が不十分だった可能性大。手術は土台となる骨がしっかり残っていることが前提で、歯周病や重篤な全身疾患がある人、ヘビースモーカー、歯磨きなどのホームケアが出来ない人にもおすすめできません。インプラントが不向な人もいるのです。

費用面では1本45万くらい、2本以上だと少し下がって1本40万円前後が目安です。健康保険は適用されませんが、確定申告の医療控除の対象になっています。

インプラントは、治療後も継続的なメンテナンスが必要です。リスクも含めて話し合える、信頼できる歯科医師を選ぶことから始めましょう。

「ブリッジ」と「入れ歯」

人口の歯としては、インプラントのほかに「ブリッジ」と「入れ歯」があります。

失った歯が1本から2本の場合はブリッジを使うのが一般的です。失った歯の両隣の歯を削り、その2本を橋げたにして連続した金属を被せます。古典的な方法ですが、橋げたにした歯がむし歯や歯周病にならなければ5~10年程度使えるというメリットがあります。一方で両隣の健康な歯を削ってしまうのが最大の欠点となっています。

入れ歯は、失った歯が多い場合や一番奥の歯を失ってブリッジが出来ない場合の選択肢となります。健康な歯を損なうこともなく、取り外して洗えるのがメリットです。

日本でよく使われているのはクラスプを使った部分入れ歯です。部分入れ歯は進化がめざましく、様々なタイプがあります。

これらの治療は、健康保険がきく場合と、自費治療になる場合があり、それぞれメリット・デメリットがあります。歯科医師とよく相談して決めましょう。

「自家歯牙移植」

虫歯などで歯を抜かなければならない時、自分の口の中に健康な親知らずがあれば、歯の自家移植ができる場合があります。

この方法では、ブリッジのように両隣の歯を削る必要がなく、入れ歯やインプラントと違って、自分の天然の歯の機能を活かせるのが最大のメリットです。自家移植した歯5~10年もつとされ、インプラントと比べれば多少短いかもしれませんが、なんといっても自分の歯なので生体に対して優しく、条件が合えばとても有効な方法といえます。

ただし、重度の歯周病などによって、抜いた歯の周囲の骨が失われている場合は、この方法が困難なケースもあります。

また、歯が抜けてから時間がたって骨が回復している場合や、親知らずの形が悪い場合など、条件によって予後が左右される場合もあります。

健康保険が適用される場合とされない場合があるので、いずれにしても歯科医師とよく相談してから治療を進めましょう。


歯みがきの歴史から虫歯予防を考える

こんにちは!プラザ若葉歯科ブログ担当の佐藤です。

みなさんは、歯みがきの歴史をご存知ですか??

歯のケアといえば昔も今も歯みがきです。歯みがきは、時代と共にどのように変わってきたのでしょうか。過去を振り返って最善策を検討してみましょう。

歯ブラシの歴史~歯ブラシの起源は釈迦の教え!?~

10万年前のネアンデールタール人の化石を調べると、アジアでもヨーロッパでも歯に縦筋が見られます。人類学者は、この筋が堅い楊枝で歯を強くこすったからできたものに違いない、と考えています。また、チンパンジーの仲間には、木の枝で歯をみがくものがいることが報告されていることから、この木の枝が楊枝(=歯木)や歯ブラシの始まりだったと考えられています。

日本に楊枝が伝わったのは、奈良時代です。仏教と共に伝来したといわれています。お釈迦様(紀元前500年)は、木の枝で歯をみがくことを弟子たちに教えました。これが楊枝と歯ブラシの元祖だと考える人もいます。

平安時代の終わりには、僧侶が使った楊枝が貴族から庶民へと伝わり、室町時代には、房楊枝と同様、先端を鋭く尖らせたいわゆる「爪楊枝」も使われました。江戸時代には、一方が毛筆のように房状になっており、さらにその柄の部分はカーブしていて、舌掃除に使うものがありました。

そして楊枝は房楊枝(江戸時代)と進化します。房楊枝は、楊柳の端を叩いて房状にした約12㎝ほどのものです。洗顔時に、房州砂に竜脳、丁子、じゃこうなどの香料を混ぜた歯みがき粉や下総の行徳塩、吉良の焼塩などの歯みがき塩を小皿にのせて房楊枝につけてみがいていました。明治のころには鯨の髭(歯)を使った西洋式の鯨楊枝となり、現在に至ったとされています。

現在でも歯木を使っているインドやアフリカなどでは、伝統的な歯木やスーク(市場)で売られています。枝の一端をかんでブラシ状にして使うのが一般的ですが、クルミなどの乾燥した木の皮を2~3センチの幅に切って使うことも多いようです。歯木といえば原始的に思われますが、使われる木はいずれも葉木で、この樹液の中に含まれるフッ素やタンニンの抽出液を使った練り歯みがきも作られています。

歯みがきの歴史~歯磨き粉は古代エジプトからあった!?~

外国では、歯みがきはどうしていたのでしょうか?古代エジプト(紀元前3000~1500年ごろ)では「練り歯みがき」と「粉歯みがき」のことが、全長21メートルのパピルスに詳しく記されています。それによると、ナイル川が氾濫したときに運ばれた肥沃な緑粘土を、研磨剤として使ったということです。帝政ローマ時代には、動物の骨を焼いた骨灰や、卵の殻を焼いた灰を用いて、歯磨き粉を作ったそうです。

日本では古来、塩で歯を磨いていましたが、歯磨き剤として商品化されたのは江戸時代とされています。当時の歯みがき剤として商品化されたのは江戸時代とされています。当時の歯みがき剤は砂や陶土を使っていて、相当、歯がすり減ったであろうと想像されます。

余談ですが、明治時代以前の日本や中国南東部・東南アジアにはおもに既婚女性、まれに男性などの歯を黒く染める「お歯黒(おはぐろ)」という化粧法が広まっていきます。お歯黒をきちんとつけるには、歯垢を取り除かなければならず、お歯黒の成分にもむし歯を防ぐ成分が含まれていて、虫歯予防にはかなり効果があったそうです。

明治時代になってからは、海外から安全な研摩剤成分が入ってくるようになりました。明治44年(1911年)には、ライオン歯磨本舗(小林商店)が日本初のチューブ入り歯磨き剤「ライオン固練りチューブ入り歯磨」を発売しました。

歯みがきの普及活動として、ライオン歯磨本舗は、早い時期から歯磨き教練に取り組んでいました。

大正11年(1922年)ごろには、すでに小学校に専門の講師を派遣して、実施指導を始めています。やがて、指導のための小冊子「学校に於ける者磨教練の実際」を作成したり、歯磨き剤や歯ブラシの頒布活動も拡大させていきました。「歯磨体操」というものを集団で行う歯磨き指導によって、歯磨きの習慣がだいぶ定着したそうです。昭和3年(1028年)には日本歯科医師会が、6月4日を「ムシ歯予防デー」と制定して、ムシ歯予防を訴える多くの活動も行うようになりました。

こうして歴史を振り返ってみると、歯ブラシも歯のみがき方も時代によって違い、どんどん進化して今に至っていることがわかりとても興味深いですね。

昔も今も大事なテーマである歯の健康のため、先人たちの知恵に感謝しつつ、いつまでも歯を大切にしていきたいですね!